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日本紙パルプ商事(8032)、オセアニアで同業展開の2社を子会社化

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日本紙パルプ商事(8032)は、PagePack (AU) Pty Ltd(BJ Ball AU)の株式を取得し、子会社化することを決定し、株式譲渡契約を締結した。

議決権所有割合は51.0%で、取得価額は6,434百万円。

なお、BJ Ball AUは、日本紙パルプ商事が同社の株式を取得するまでの間に、ニュージーランドにおいてBJ Ball AUと同じくBJ Ballのブランドで紙を中心とした輸入卸売事業を行うPagePack (NZ) Limited(BJ Ball NZ)と、オーストラリアにおいて紙・紙製品等の輸入販売事業を行うK.W. Doggett & Co Pty Ltd(Doggett)を100%子会社化する予定。

この結果、日本紙パルプ商事は本件により、BJ Ballグループ及びDoggett のグループ会社全体を子会社化することとなる。

日本紙パルプ商事は、海外卸売事業における事業規模の拡大及びグローバルネットワークの拡充を目指し、オセアニア市場における事業基盤の強化を図っていた。

一方、BJ BallグループとDoggettは、オセアニア地域における印刷・情報用紙の需要減少が見込まれるなか、事業統合による経営効率化ならびに、取扱商品の拡大と安定的な商品供給体制の確立を模索していた。

本件M&Aにより、日本紙パルプ商事は、オセアニア地域での紙卸売市場における地位を飛躍的に高めると同時に、グループのグローバルネットワークの更なる強化・活用を推し進め、BJ Ballグループ及びDoggettの統合会社に自社商品を供給することによるシナジーの創出を図る。

●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成29年7月

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