M&Aニュース

大陽日酸(4091)、Air Liquide社の米国産業ガス事業を買収

更新日:

大陽日酸株式会社(4091)は、100%子会社である米国のMatheson Tri-Gas, Inc.(米国ニュージャージー州、MTG社)を通じて、Air Liquide社の米国での産業ガス事業を買収する契約を締結した。

MTG社は、全米の43州、200カ所以上で事業を展開しており、このうちセパレートガス事業ではフロリダ州からカリフォルニア州に跨る南部と中西部で強固な生産ネットワークを有している。

2016年5月13日、米国連邦取引委員会は米国事業の一部を第三者に分割譲渡することを条件に、Air LiquideによるAirgas, Inc.の買収を許可している。MTGではこの事業分割に関してAir Liquide社よりセパレートガス事業、炭酸ガス事業、パッケージガス事業、亜酸化窒素事業を買収する。

太陽日酸は本件を通じ、MTG社の事業のネットワークを拡大し、ナショナルサプライヤーとしての地位を獲得させ、米国での安定供給・顧客信用力の向上を図るほか、炭酸ガス事業における生産能力強化、パッケージガス事業、亜酸化窒素事業への新規参入による事業の拡大を図る。

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

日本酸素ホールディングスに関連するM&Aニュース

日本酸素ホールディングス、フィリピン子会社Nippon Sanso Ingascoを完全子会社化へ

日本酸素ホールディングス株式会社(4091)は、フィリピンで産業ガス事業を展開する子会社NipponSansoIngasco,Inc.の少数株主持分を、合弁パートナーであるCHUGASCOHOLDINGS,INC.から取得し、完全子会社化することを決定した。日本酸素ホールディングスグループは、1910年に日本酸素合資会社として設立。日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの4つの地域で30超の国と地域

日本酸素HDの100%子会社 Matheson Tri-Gas, Inc.、米国食品冷凍機器メーカーの事業買収

日本酸素ホールディングス株式会社(4091)は、100%子会社であるMathesonTri-Gas,Inc.(アメリカ、MATHESON)を通じて、CryogenicSystemsEquipment,Inc.およびCSEParts,Inc.(以下総称して、CSE社)が保有する事業ならびに事業資産を取得した。本件に伴い、食品加工産業向け冷凍機器の製作・メンテナンス・改修の事業と機器製作工場および関連

大陽日酸(4091)のグループ会社大陽日酸東関東販売、日本メガケアへ医療事業を譲渡

大陽日酸(4091)のグループ会社の大陽日酸東関東販売株式会社は、日本メガケア株式会社(茨城県ひたちなか市)に医療事業を譲渡することを決定した。大陽日酸は、様々な産業ガスを利用し、鉄鋼、化学、エレクトロニクス、自動車、建設、造船、食品、医療など、多種多様な産業分野において、それぞれの企業活動の基盤をつくり、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアなどグローバルでの積極的な事業活動を展開している。大陽日

大陽日酸(4091)、会社分割により持株会社体制へ 商号変更も

大陽日酸株式会社(4091)は、会社分割方式により持株会社体制へ移行することおよびその準備を円滑に進めるために分割準備会社を設立することを決定した。また、持株会社体制への移行に伴い、持株会社となる大陽日酸は、商号を「日本酸素ホールディングス株式会社」と変更することを決定した。大陽日酸およびグループは、グローバル化の推進を掲げ、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの4極体制で産業ガス事業を展開してい

大陽日酸(4091)、米国の産業ガスディストリビューターWeld Specialtyの保有事業を買収

大陽日酸(4091)は、米国100%子会社MathesonTri-Gas,Inc.を通じて、WeldSpecialtyGas&Equipment,Inc.(米国・ウィスコンシン州)及びWeldSpecialtySupplyCorp.(以下、総称してWeldSpecialty)が保有する事業並びに事業資産を取得した。大陽日酸は、進行中の中期経営計画において、グローバル化の推進を掲げている。米国におい

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A」に関連するコラム

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

海外M&A
海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

本記事ではM&Aにおける終盤ステージである買収監査(デューデリジェンス)における留意点について解説したいと思います。ASEAN・中小M&Aにおける買収監査(デューデリジェンス)M&Aのプロセスでは基本合意契約を締結した後、最終契約に至る準備段階として買収監査が行われます。内容や期間はディールの規模や複雑性によって様々ですが、一般的に財務・税務・法務について専門チームに依頼します。また、場合によって

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

日本企業がマレーシアに投資をすべき理由8選

海外M&A
日本企業がマレーシアに投資をすべき理由8選

マレーシアは地味?そんなことはありません!皆さんはマレーシアにどのようなイメージをお持ちでしょうか。シンガポールほど先進的ではなく、インドネシアやベトナムほど人口が増えているわけでもなく…、どちらかと言えば少々地味に思われることが多いマレーシアですが、実は日本の企業がマレーシアに投資するメリットは多岐にわたります。ここでは、経済、政治、国際ビジネスの観点から、日本企業がマレーシアに投資すべき理由を

ASEAN進出への道はシンガポールから!?投資先としてのシンガポールの魅力とは

海外M&A
ASEAN進出への道はシンガポールから!?投資先としてのシンガポールの魅力とは

皆さんシンガポールといえばどのようなイメージをお持ちでしょうか。シンガポールといえば、マーライオンやマリーナベイサンズなど観光都市でもあり、また世界の金融都市としても有名かと思いますが、投資環境としても未だに優れていることをご存知でしょうか。今回はそんなシンガポールの投資環境の魅力について触れていきたいと思います。シンガポールの伸びしろシンガポールという国は国土も非常にコンパクトで、約720平方キ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年6月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード