
ナイスによる山大へのTOBが成立 連結子会社化へ
ナイス株式会社(8089)は、株式会社山大(7426)の普通株式を対象とした公開買付け(TOB)が成立したと発表した。
ナイスは、建築資材の卸売・流通や木材市場の運営、プレカット加工を手がける企業。分譲マンションや一戸建住宅の建築・販売、不動産仲介、中古住宅の買取再販事業も展開している。
山大は、宮城県石巻市に本社を置く企業。山林の伐採・植林から国産材の製材、プレカット加工、住宅資材の販売、木造住宅や大型木造建築の設計施工監理までを手がけている。
買付価格は普通株式1株につき601円。買付期間は2026年6月2日から8月3日までで、応募株券等の数が買付予定数の下限を上回ったため成立した。ナイスは決済の開始日と同日付で創業家株主から株式を取得する並行買付けも実施する予定で、2026年8月10日付で山大はナイスの連結子会社となる予定。
ナイスは、山大が持つ高い原木調達力と製材加工機能に加え、特殊プレカット技術や非住宅木造建築分野への対応力を評価している。これらを自社の広範な販売・物流ネットワークと統合することを目的としている。調達から加工・物流、販売までの一体的な供給体制を確立し、持続的な収益基盤の強化を図る。
両社は、外国産木材の相場や輸入リスクに左右されない国産材の安定供給体制の構築と、成長市場である非住宅木造建築分野でのシェア拡大をシナジーとして見込む。
ナイスは今後、山大が所有する自己株式を除く山大株式の全部の取得を目的とした手続きを実施する予定。山大株式は、2026年4月22日付で東京証券取引所により同年10月1日付での上場廃止が決定され、整理銘柄に指定されている。
今後の予定:
公開買付けの決済の開始日:2026年8月10日
子会社の異動日:2026年8月10日(予定)
上場廃止日:2026年10月1日(予定)








