
ソニーグループ、スヌーピーの権利会社Peanuts Holdingsを子会社化
ソニーグループ株式会社(6758)の完全子会社である株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区、以下:SME)及びSony Pictures Entertainment Inc.(米国カリフォルニア州、以下:SPE)は、WildBrain Ltd.(カナダ・オンタリオ州)との間で、WildBrainが間接的に保有するPeanuts Holdings LLCの持分約41%の全てを、SME及びSPEが間接的に取得するための確定契約を締結したことを発表した。
SMEは、ソニーミュージックグループのヘッドクォーターとして、グループ全社の経営・管理を担っている。総合エンタテインメントカンパニーとして多角的に事業を展開している。
SPEは、ソニーグループの子会社で、世界各地で映画やテレビ番組の製作・買い付け・配給/配信、テレビジョンネットワークやスタジオ運営、新しいエンタテインメント商品・サービス・技術の開発を展開している。
Peanuts Holdingsは、チャーリー・ブラウン、スヌーピーをはじめとする「ピーナッツ」事業に関する運営および知的財産管理を担っている。
背景・目的
ソニーグループは、2018年にPeanuts Holdingsの持分を取得。
本件により、これまで培ってきたキャラクタービジネスのノウハウやソニーグループのネットワークを最大限に活用し、「ピーナッツ」に関わるIPビジネスの拡大とブランド力の向上を図る。
なお、「ピーナッツ」の権利保有および事業運営は、Peanuts Holdingsの完全子会社であるPeanuts Worldwide LLC(以下:PWW)によって引き続き行なわれる。
持分の状況
取得金額は、630百万カナダドル(約460百万米ドル、約710億円※)で、今後一定の運転資金その他の調整を経て決定される。
本取引の完了後、SME及びSPEは、SMEの既存持分約39%と合わせて、Peanuts Holdingsの持分80%を間接的に保有することとなり、PWWを含むPeanuts Holdingsはソニーグループの連結子会社となる予定。
なお、残りの20%は「ピーナッツ」の原作者チャールズ M.シュルツ氏のファミリーが引き続き保有することとなる。
※1カナダドル=0.73米ドル、112.9円として計算した参考値







