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アサヒグループHD、英Diageo社から東アフリカ酒類事業を買収

更新日:

アサヒグループホールディングス株式会社(2502、以下:アサヒグループHD)は、Diageo plc(英国、以下:Diageo社)の子会社が保有するDiageo Kenya Limited (ケニア、以下:DKL)の株式100%およびUDV (Kenya) Limited(ケニア、以下:UDVK)の株式53.68%の取得について決定し、Diageo社の子会社2社と株式売買契約を締結した(以下:本件取引)。

本件取引を通じて、ケニア、ウガンダ、タンザニアのビール・スピリッツ・RTD(※1)事業を統括するEast African Breweries PLC(ケニア、以下:EABL)について、DKLが保有する株式65.00%を間接的に取得する。EABLは、ケニア、ウガンダ、タンザニアの各国証券取引所に上場しており、今後も上場を維持していく方針。

アサヒグループHDは、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開している。
DKLは、持株会社。
UDVKは、スピリッツ・ビールの製造販売を行っている。
EABLは、ビール・スピリッツ・RTDの製造販売を行っている。

(※1)RTD:「Ready to Drink」の略。購入後、そのまま飲用可能なアルコール飲料を指す。

背景・目的

アサヒグループHDは、『中長期経営方針』において、目指す事業ポートフォリオとしてビールを中心とした既存事業の成長と新規領域の拡大を掲げ、既存地域でのプレミアム化とグローバルブランドによる成長、展開エリアの拡大などに取り組んでいる。

本件M&Aは、この方針に基づく戦略の一環であり、人口の増加と拡大する経済により長期的な成長が見込まれるケニアをはじめとした東アフリカ市場で強固なプラットフォームを獲得し、中長期的成長の礎とする狙い。

株式の状況

  • DKL
    売買対象の株式:DKLの株式100%
    取得価格:2,354百万ドル(株式価値ベース)(約3,652億円)(※2)

  • UDVK
    売買対象の株式:UDVKの株式53.68%
    取得価格:646百万ドル(株式価値ベース)(約1,002億円)(※2)

(※2):1ドル=155.12円で換算(12月16日現在)

日程

本件取引実行のための先行条件充足後クロージング実行:2026年下半期(予定)

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