
SWCC、合弁先の古河電気工業からSFCCの株式を取得
SWCC株式会社(5805)は、古河電気工業株式会社(5801)が保有するSFCC株式会社(神奈川県川崎市)の全持分を取得することで合弁契約を解消し、同社をSWCCの完全子会社とすることを決定した。
SWCCは、電線・ケーブル、電力機器部品、巻線、光ファイバケーブル、情報機器用ローラ等の製造販売を行っている。
古河電気工業は、光ファイバケーブル、電力ケーブル、自動車部品、エレクトロニクス製品の開発、製造及び販売を行っている。
SFCCは、建設・電販市場向け各種電線・ケーブルの製造及び販売、電線・ケーブル付属品、関連資材類の販売を行っている。
合弁契約解消の理由
昭和電線ホールディングス株式会社(以下:昭和電線HD、現SWCC)と古河電気工業は、2020年4月に、国内建設・電販市場において、中長期的に需要縮小と人口減少に伴う新設住宅着工戸数の減少が見込まれる中、販売・物流効率の向上を目的に、共同販売会社であるSFCCを設立、営業を開始した。
さらに2022年7月に、販売と製造を一貫して効率的に事業を営み、競争力をより一層高めるため、昭和電線HD(現SWCC)の100%子会社である昭和電線ケーブルシステム株式会社(現SWCC)および古河電気工業の100%子会社である古河電工産業電線株式会社(現古河電工メタルケーブル株式会社、以下:FEMC)の関連製造事業をSFCCに譲渡し統合した。
(昭和電線ケーブルシステム株式会社(現SWCC)は、2023年に昭和電線HD(現SWCC)に吸収合併)
SFCCは創業から5年経過し、両社の協力を通じた事業展開により、厳しい事業環境においても設立および製造事業統合時点で想定した以上の成果を創出した。
一方で、SFCCの更なる成長を実現するためには、経営リソースを結集し、よりスピーディな経営判断のもと、継続的な構造改革を通じた競争力の強化を図る必要があると判断し、古河電気工業が保有するSFCCの全持分を取得することを決定した。
なお、合弁事業解消後においても、古河電気工業との良好な関係を継続し、FEMCが製造する「らくらくアルミケーブル」は、引き続きSFCCが販売していく。
持分の状況
取得持分比率:20.0%
日程
合弁契約の解消及び株式譲受実行日:2026年3月31日








