カルチュア・エンタテインメントグループ、映像制作プロダクションのセディックインターナショナルをグループ化
カルチュア・エンタテインメントグループ株式会社（東京都品川区、以下：CEG）は、2025年10月31日、株式会社セディックインターナショナル（東京都港区）の全株式を取得し、CEグループにグループインしたことを発表した。
CEGは、映画・ドラマの企画・製作から宣伝・配給、さらには二次展開まで、幅広い事業を展開している。共同製作幹事を務めた映画『ドライブ・マイ・カー』は、第94回アカデミー賞® 国際長編映画賞や第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得る作品を数多く手掛けていいる。
セディックインターナショナルは、日本映画界を代表する名プロデューサー・中沢敏明氏により1995年に設立され、数々の名作・話題作を世に送り出してきた映像制作プロダクション。第81回アカデミー賞® 外国語映画賞受賞作品である『おくりびと』などを手掛けている。
背景・目的
CEGとセディックインターナショナルは、近年、映画製作における協業の機会を重ね、関係を深めてきた。
具体的には、2024年劇場公開された『雨の中の慾情』（片山慎三監督）や、2025年8月に第78回ロカルノ国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門にて、日本作品として18年ぶりに金豹賞を受賞した『旅と日々』（三宅唱監督、2025年11月7日公開）などが挙げられ、こうした協業の積み重ねが、今回のグループ参画へとつながった。
CEグループは、C&Iエンタテインメント、ブリッジヘッドに加え、新たにセディックインターナショナルを迎え入れることで、“制作プロダクション3社体制”を確立する。
これにより、従来以上に高い制作力を発揮し、世界的に評価を高めている日本の映像作品を、品質を維持しつつ継続的に創出できる体制を構築する。
人員体制の拡充と同時に、CEグループ各社・各メディアとの連携強化を図り、国内外に向け、より一層強い推進力と発信力をもって、セディックインターナショナルならではの独自性とアイデアに富んだ映像作品および舞台作品の企画プロデュースを行っていく。
