
Terra Drone、持分法適用会社の米ドローン運航管理大手のAloft Technologiesを完全子会社化
Terra Drone株式会社(278A)は、持分法適用会社であるAloft Technologies, Inc.(米国デラウェア州、以下:アロフト)の株式を追加取得し、完全子会社化することを決定した。
Terra Droneは、ドローンの開発およびソリューション提供、安全かつ効率的なドローンの運航を支援するための運航管理システム(UTM)の開発・提供を行っている。
アロフトは、ドローンの運航管理システム(UTM)とフリート管理システムを連携したソリューションを提供している米国UTM業界のリーディングカンパニー。
目的
Terra Droneは、2024年に、米国でUTM事業を展開するアロフトを持分法適用会社化し、欧州・米国の制度や運用要件に即した機能開発・社会実装を推進してきた。
アロフトを完全子会社化することで、米国における顧客基盤を強化し、世界をリードする米国市場のUTM需要を取り込むとともに、より迅速かつ一体的な意思決定のもとで、グローバルなUTM事業展開の加速を図る。
株式の取得の方法および手続き
既存株主へ現金対価を支払い、Terra Droneがアロフトの3分の2以上の株式を取得した上で、特別目的会社としてTerra Drone USA, Inc.(米国デラウェア州)を新規設立し、アロフトを存続会社として両社を合併させる手法で行う(逆三角合併方式)。
この手続きを通じて、Terra Droneはアロフトの既存株主へ現金対価を支払い、アロフトの普通株式を100%取得する。
株式の状況
| 異動前の所有株式数 | 普通株式:3,867,906株 優先株式:5,079,500株 (議決権の数:8,947,406個) (議決権所有割合:35.3%) |
| 取得株式数 | 普通株式:8,709,022株 優先株式:8,225,128株 (議決権の数:16,934,150個) 償却するSAFE(Simple Agreement for Future Equity) 額面:1,000千米ドル 償却するストック・オプション: 1,128,126個 |
| 取得価格 | アロフトの普通株式:約1,953千米ドル(約282,349千円) アロフトの優先株式:約5,876千米ドル(約849,357千円) SAFE償却費用:約763千米ドル(約110,304千円) ストック・オプション償却費用:約233千米ドル(約33,716千円) アドバイザリー費用等:約380千米ドル(約55,000千円) 合計(概算額):約9,206千米ドル(約1,330,728千円) |
| 異動後の所有株式数 | 普通株式100株 (逆三角合併方式により合併時アロフト株式数が100株に変更されるため) (議決権の数:100個) (議決権所有割合:100.0%) |
株式の取得条件等
普通株式1株あたり約0.22米ドル(約32円)、優先株式1株あたり約0.71ドル(約104円)、SAFE1件あたり約382千米ドル(約56,123千円)、ストック・オプション1個あたり約0.21ドル(約31円)となる。
日程
株式譲渡実行日(効力発生日):2025年12月末までを予定







