会社売却先シミュレーション

ソフトバンク傘下のSBペイメントサービス、アイルランドのNomupayと資本業務提携

更新日:

ソフトバンク株式会社(9434)の100%子会社であるSBペイメントサービス株式会社(東京都港区、以下:SBPS)は、NOMU PAY LIMITED(アイルランド、以下:Nomupay)と、資本および業務提携に係る契約を締結した。

この契約に基づき、SBPSは、Nomupayに約4,000万米ドル(約58億円)を出資し、同社株式の13.8%を取得する予定。

SBPSは、決済サービス、集金代行および企業の計算事務代行、アクワイアリング(カード加盟店業務)事業、イシュイング(カード発行業務)事業を行っている。
Nomupayは、EU・アジア圏で、現地決済手段やグローバル水準の決済プロダクトを提供している。

背景・目的

SBPSは、ソフトバンクの「Beyond Japan」という事業方針の下、日本国内外の決済ソリューションを提供するリーディングカンパニーになることを目指して、グローバル市場での事業展開を加速させている。

一方、Nomupayは、欧州や中東への投資や、アジア市場への参入および集中した投資を行っており、両社のグローバル戦略が一致し、戦略的パートナーとして資本および業務提携することとなった。

SBPSとNomupayは、海外展開を目指す加盟店に対し、現地の市場状況の共有や、事業特性に合わせた提案など、決済手段の提供だけではなく包括的な支援を行っていく。

通信業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ソフトバンクに関連するM&Aニュース

ソフトバンク、金融アプリケーションサービス展開のアイ・ティ・リアライズを買収

ソフトバンク株式会社(9434)の子会社であるSBペイメントサービス株式会社(東京都港区)は、2025年4月18日付けで、アイ・ティ・リアライズ株式会社(東京都品川区)が発行する全株式を取得し、完全子会社化した。SBペイメントサービスは、ネットショップにおけるオンライン取引や店頭における対面取引において、事業者のニーズに適した多種多様な決済手段と決済システムを提供している。アイ・ティ・リアライズは

PayPay、ソフトバンクおよびLINEヤフーからPayPay証券の株式を買収、子会社化へ

PayPay株式会社(東京都港区)は、ソフトバンク株式会社(9434)およびLINEヤフー株式会社(4689)から、PayPay証券株式会社(東京都千代田区)の株式を譲り受けるとともに、PayPay証券が実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化することを決定した。PayPayは、モバイルペイメント等電子決済サービスの開発・提供を行っている。PayPay証券は、日本初のスマホ証券として2016年6

ソフトバンク、子会社ビー・ビー・バックボーンのsXGP事業を承継へ

ソフトバンク株式会社(9434)は、完全子会社であるビー・ビー・バックボーン株式会社(東京都港区)のsXGP事業※の販売等に関する業務を吸収分割により承継することを決定した。ソフトバンクを承継会社とし、ビー・ビー・バックボーンを分割会社とする吸収分割方式。ソフトバンクは、インターネット関連および情報通信事業を展開している。ビー・ビー・バックボーンは、光ケーブル応用通信設備を利用したコンピュータによ

ソフトバンク、子会社のSBテクノロジーへのTOBが成立

ソフトバンク株式会社(9434、以下「公開買付者」)は、2024年4月25日、SBテクノロジー株式会社(4726、以下「対象者」)の普通株式及び本新株予約権を金融商品取引法に基づくTOB(株式公開買い付け)による株式取得を2024年4月26日より実施していたが、2024年6月11日をもって終了した。本公開買付けに応募株券等の総数(7,180,978株)が買付予定数の下限(2,815,600株)以上

ソフトバンク、農業AIブレーン「e-kakashi(イーカカシ)」事業をグリーンに譲渡

ソフトバンク株式会社(9434)は、農業AIブレーン「e-kakashi(イーカカシ)」の事業を、グリーン株式会社(東京都港区)に譲渡する。ソフトバンクは、移動通信サービス・固定通信サービス・インターネット接続サービスの提供、携帯端末の販売を行っている。「e-kakashi」は、IoTセンサーを活用して田畑やビニールハウスなどの屋内外のほ場から収集した環境データを、植物科学の知見を取り入れたAI(

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・資本業務提携・業務提携・資本提携」に関連するコラム

資本提携とは?業務提携との違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説

経営・ビジネス
資本提携とは?業務提携との違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説

企業の競争力を強化するために、一社単独ではなく、複数の企業がそれぞれ持つ経営資源を提供し合い、複合的なシナジー効果を目指す場合があります。このような形態の一つが、資本提携です。本記事では、資本提携の概要、メリットやデメリット、主な流れについて解説します。この記事のポイント資本提携は、企業が資金や技術を提供し合い提携関係を築く手法。一方の企業が相手企業の株式を取得して提携関係を築くケースが一般的。資

業務提携とは?資本提携やM&Aとの違いを解説

M&A全般
業務提携とは?資本提携やM&Aとの違いを解説

Bold企業は、競争力の強化や市場拡大、イノベーションの促進、リスクの分散などを実現するために、業務提携を積極的に活用しています。本記事では、業務提携の概要、メリット、リスクや注意点、円滑に進めるためのポイントについてご紹介します。この記事のポイント業務提携の目的にはコスト削減や生産性向上があり、各企業の強みを活かしてシナジー効果を創出する。業務提携は資本移動を伴わず、業務委託とは異なり、双方の成

アライアンスとは?ビジネスで用いられる用語をわかりやすく解説

経営・ビジネス
アライアンスとは?ビジネスで用いられる用語をわかりやすく解説

ビジネスシーンで用いられる「アライアンス」について、その意味や使い方、M&Aとの違いを解説します。この記事のポイントアライアンスの目的には市場競争力の強化、リソースの共有、新たなビジネスチャンスの創出があり、戦略的な意味合いを持つ。主なアライアンスの種類には業務提携、資本提携、技術提携、産学連携があり、それぞれの特徴がある。メリットには経営資源の共有やリスク分散がある一方、目的の不一致や情報漏洩の

インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

広報室だより
インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

焼き菓子や珍味類の製造販売を行う銀の汐や、高級米菓の製造販売を行う三州製菓などをグループに持つミクシオホールディングス株式会社(本社:広島県呉市)が、インドネシアの上場会社で多くのヒット製品を持つ菓子メーカー「TAYSBAKERS」との資本業務提携を締結し、「TAYSBAKERS」の主力商品である“TRICKS”の日本独占輸入販売権を取得しました。2023年10月24日(火)に、両社が日本M&Aセ

【セミナーレポート】製造業の高収益化セミナー 求められる3つのキーワードとは

広報室だより
【セミナーレポート】製造業の高収益化セミナー 求められる3つのキーワードとは

日本M&Aセンター、日刊工業新聞社共催「事業承継&高収益化戦略セミナー」が2021年12月に東京と大阪の2会場においてハイブリット形式(対面とオンライン)で行われました。製造業の高収益化と事業承継をテーマに、製造業に精通した日本M&Aセンターのコンサルタントが講師となって、中堅・中小企業の経営者向けに経営戦略のヒントを、事例を交えながら紹介しました。東京会場では、日本M&Aセンターダイレクトマーケ

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード