株価算定シミュレーション

ASIAN STAR、不動産販売の亜信を子会社化

更新日:

株式会社ASIAN STAR(8946)は、株式会社亜信(東京都豊島区)の第三者割当増資の引受けによりその発行済み株式の51%の株式を取得し、亜信を連結子会社化することを決定した。

ASIAN STARは、不動産の賃貸管理、不動産賃貸仲介・売買仲介、不動産の保有・賃貸、不動産企画販売等を行う。

亜信は、不動産の売買、賃貸、管理及び仲介、不動産に関する総合コンサルタント業務等を行う。

株式取得の理由

ASIAN STARでは、インバウンド事業の一環として中国投資家に日本の不動産投資販売及び日本国内における不動産管理業務に努めてきたが、横浜エリアを中心に活動してきたため、中国投資家のニーズが高い東京都内の収益不動産についての情報獲得が課題となっていた。

2023年の10月頃より、日創資本株式会社(以下:日創資本)との間で、東京都内物件の収益性の高い不動産を中国投資家へ販売する事業を共同で展開することについて協議を重ね、日創資本が新設した亜信を受け皿として当該事業を推進することで協議が調い、同社から役員を派遣するなどして、当該事業遂行の準備とその体制整備を進めてきた。

今般、当該事業遂行に向けた亜信の財務基盤の強化等を目的として、亜信が総額9400万円の第三者割当増資を実施し、これをASIAN STARが日創資本とともに引き受け、本第三者割当増資の実施後において、亜信の発行済み株式の51%をASIAN STARが、49%を日創資本がそれぞれ保有することで、亜信及び日創資本と協議が調った。

ASIAN STARは、本第三者割当増資について審議し、同社が日創資本とともに亜信との間で新株引受契約を締結し、その定めるところに従い、本第三者割当増資の引受けにより51%の亜信の株式を取得し、亜信を連結子会社化することを決定した。

本M&Aを機に、ASIAN STARでは中国投資家のニーズが高い東京都内の収益不動産についての情報獲得に係る課題を克服し、東京都内の不動産市場の開拓を進め、同社が得意とする中国投資家への販路をさらに拡大することで企業収益の向上、更なる収益基盤の拡大及び強化を図り、企業価値の向上に努める。

取得株式数、取得前後の所有株式の状況

異動前の所有株式数:0株(議決権の数:0、議決権比率:0%)

取得株式数:5,049株(議決権の数:5,049個)

取得価額:50,490,000円(1株当たり10,000.00円)

異動後の所有株式数:5,049株(議決権の数:5,049個議決権比率51%)

日程

亜信株主総会決議日:2024年9月30日

取締役会決議日:2024年9月30日

契約締結日:2024年9月30日(予定)

第三者割当増資引受日:2024年10月11日(予定)

不動産開発・流通・賃貸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ASIAN STARに関連するM&Aニュース

ASIAN STAR、不動産売買・賃貸・管理・仲介の亜信の全保有株式51%を日創資本に売却

株式会社ASIANSTAR(8946)は、連結子会社である株式会社亜信(東京都豊島区)の保有する全株式を、日創資本株式会社(東京都豊島区)に譲渡することを決定した。亜信は、不動産の売買・賃貸・管理及び仲介、生命保険の募集に関する業務及び損害保険代理業等を行っている。日創資本は、亜信の議決権49%相当の株主。アジア各国向け経済、文化交流に関する企画、あっせん、情報提供及びコンサルティング事業等を行っ

ASIAN STAR、中国の孫会社2社を譲渡へ

株式会社ASIANSTAR(8946)は、連結子会社である陽光智寓(香港)公寓管理有限公司(陽光智寓(香港))の全株式ならびに上海陽光智寓公寓管理有限公司(上海陽光智寓)の全持分を譲渡することを決定。当該譲渡対象会社の親会社であり連結子会社である柏雅資本集団控股有限公司(香港)(香港、柏雅資本集団)が譲渡に関する契約締結を行う。本件に伴い、上記2社はASIANSTARの連結子会社から除外される。A

ASIAN STAR、上海の子会社を通じ、上海で不動産事業を行う3社を連結子会社化

株式会社ASIANSTAR(8946)は、完全子会社である柏雅資本集団控股有限公司(香港)(上海市、柏雅香港)において、資本提携先である上海徳威企業発展股份有限公司(上海市、徳威企業)の子会社である上海徳威房地産経紀有限公司(上海市、徳威不動産)及び上海優宏資産管理有限公司(上海市、U-HOME)の出資持分を取得し、U-HOMEの子会社である上海特庫伊投資管理有限公司(上海市、特庫伊投資)を含め、

この記事に関連するタグ

「買収・第三者割当増資」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

「買収・第三者割当増資」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード