株価算定シミュレーション

サイバーエージェント、「刀剣乱舞」のニトロプラスを167億円で買収

更新日:

株式会社サイバーエージェント(4751)は、株式会社ニトロプラス(東京都中央区)の株式を取得し、連結子会社化することを決定した。取得価額は約167億円。

サイバーエージェントは、メディア事業、インターネット広告事業、 ゲーム事業、投資育成事業を行っている。IP(知的財産)ビジネスには、「ABEMA」を中心に事業展開し、積極的に参入している。

ニトロプラスは、人気PCゲーム「刀剣乱舞」をはじめ、ゲーム・アニメ・小説・イラストなどのコンテンツ制作を手掛けている。

目的

日本のみならず世界において、メディアミックス戦略を中心としたIPビジネスは成長市場となっている。

インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスを展開しているサイバーエージェントと、IP ビジネスにおいての展開を目指すニトロプラスとの親和性の高さから、今回のM&Aに至る。

株式の状況

(1)異動前の所有株式数 0株(議決権の数0個)(議決権所有割合:0.0%)
(2)取得株式数 140株(議決権の数:140個)
(3)取得価額 ニトロプラスの普通株式 16,683百万円
取得関連費用等(概算額) 20百万円
合計 (概算額) 16,704百万円
(4)異動後の所有株式数 140株(議決権の数:140個)(議決権所有割合:72.5%)

日程

(1)取締役会決議日:2024年6月26日
(2)契約締結日  :2024年6月26日
(3)株式譲渡実行日:2024年7月1日(予定)

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

サイバーエージェントに関連するM&Aニュース

セーフィー、サイバーエージェントからAIによる交通量解析サービス事業を買収

セーフィー株式会社(4375)は、株式会社サイバーエージェント(4751)より、AIによる交通量解析サービス「センサスAI」を事業譲受したことを発表した。セーフィーは、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供を行っている。サイバーエージェントは、メディア&IP事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業を行っている。目的サイバーエージェントは、

サイバーエージェント、「Amebaブログ」等を子会社CyberOwlへ吸収分割により承継へ

株式会社サイバーエージェント(4751)は、同社が運営する「Amebaブログ」等を内包するAmebaLIFE事業と一部アフィリエイト事業を、吸収分割により連結子会社である株式会社CyberOwl(東京都渋谷区)に承継すること(会社分割)を決定した。サイバーエージェントを分割会社とし、CyberOwlを承継会社とする吸収分割方式。また、CyberOwlは、2025年4月1日をもって商号を変更し「株式

サイバーエージェント、子会社のCraft Eggを吸収合併

株式会社サイバーエージェント(4751)は、2024年1月31日開催の取締役会において、2024年4月1日付けで連結子会社の株式会社CraftEgg(東京都渋谷区)を吸収合併することを決議した。サイバーエージェントを存続会社とする吸収合併方式で、CraftEggは解散する。サイバーエージェントは、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業を行う。CraftEggは、ゲーム事業を

gumi、サイバーエージェントグループのCA GameFiへ出資

株式会社gumi(3903)は、株式会社CAGameFi(東京都渋谷区、以下CAGF社)が実施する第三者割当増資の引き受けにより、同社株式の取得を決定した。gumiは、モバイルオンラインゲーム事業、ブロックチェーン・XR等のメタバース事業を行っている。ブロックチェーン等事業を今後の業容拡大に向けた成長基盤として位置付けており、ブロックチェーンゲームやNFT等のコンテンツ開発・提供を推進している。C

サイバーエージェント、ネルケプランニングの株式取得

株式会社サイバーエージェント(4751)は、株式会社ネルケプランニング(東京都目黒区)の発行済株式を取得し、サイバーエージェントのグループ入りしたと発表した。サイバーエージェントは、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業を行っている。ネルケプランニングは、舞台制作会社。漫画やアニメ・ゲームを原作とする2.5次元ミュージカル等のステージ制作、権利開発、キャスティング事業等を行

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

M&A全般
個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

経営者の高齢化や後継者不足といった社会背景を受け、近年では中小企業の事業承継が深刻な課題となっています。その中で注目されている個人でのM&Aは、従来の起業と比較して、初期投資や事業リスクを抑えて独立を実現できる点が特徴です。一方で、契約関係のリスクや従業員・取引先との関係構築といった課題も伴うため、適切な知識とサポートが求められます。本記事では、個人M&Aが注目される背景から、具体的なメリット・デ

M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&A全般
M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&Aは、企業成長や事業承継の有効な手段として注目されていますが、買い手・売り手それぞれにメリットとデメリットがあります。本記事では、M&Aの買い手・売り手双方の視点から、そのメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、M&Aが従業員や取引先、地域社会に与える影響と適切な対策についても触れ、M&Aを検討している経営者の方々が失敗を避けるための実践的な情

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード