会社売却先シミュレーション

ジェイリース、コンピュータソフトウェア開発及び販売のエイビスを買収

更新日:

ジェイリース株式会社(7187)は、2024年4月12日開催の取締役会において、株式会社エイビス(大分県大分市)の全株式を取得し、完全子会社化することを決議した。

ジェイリースは、家賃債務保証を中心とした保証関連事業を展開する。
エイビスは、コンピュータソフトウェアの開発及び販売等を行う。

株式取得の理由

ジェイリースは、2004年に賃貸住宅における保証人の確保という社会課題の解決を目指して大分県で創業し、現在は全国36拠点で家賃債務保証を中心とした保証関連事業を展開している。主力の住居用賃料保証は地域密着営業と顧客ニーズへの対応により順調にシェアを拡大しており、コロナ禍をきっかけにニーズが拡大した事業用賃料保証においても市場の開拓が進んでいる。その他にも、医療費保証サービスや養育費保証サービスを手掛けるなど、様々な社会課題の解決に取り組む。

エイビスは、1997年に大分県で創業し、大分、東京、大阪を拠点に環境検査システムの開発販売、システム開発、パッケージソフトの販売などを事業として行う。環境検査システムでは国内シェア No.1を誇り、全国各地の企業との取引実績がある。システム開発では、大分県や大分市、その他自治体との取引も多く、ジェイリースのシステム開発のほか、大手企業からも長年、システム開発を受託。また、エイビスの高齢者等を対象としたみまもりシステムは、タイ、マレーシア、ベトナムなど海外でも展開が進んでいる。

ジェイリースの中心事業である家賃債務保証業界、不動産業界において、デジタル化、DX化が急速に進む中、ジェイリースの成長を加速させるためには、ITを用いたサービス強化が必要と考える。今回のエイビスの子会社化によって、ITを活用したサービス開発力、競争力の向上を通じた家賃債務保証事業におけるさらなるシェア拡大を見込む。

また、両社の人財、顧客基盤やサービスなどのリソースを融合、発展させることを通じて、課題先進国と言われる日本において、社会課題の解決による地方創生に取り組んでいく。さらにエイビスの持つグローバルネットワークを活かしたアジアへの展開など、ジェイリースグループの事業領域の拡大、企業価値の向上に資すると判断した。

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1)異動前の所有株式数  0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)
(2)取得株式数      500 株(議決権の数:500 個)
(3)取得価額       株式取得価額:1,230 百万円
             アドバイザリー費用等(概算):35 百万円
             合計(概算):1,265 百万円
(4)異動後の所有株式数  500 株(議決権の数:500 個)(議決権所有割合:100.0%)

日程

(1)取締役会決議日    2024年4月12日
(2)株式譲渡契約締結日  2024年4月12日
(3)株式譲渡決定日    2024年4月30日(予定)

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