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ALiNKインターネット、「温泉むすめ」を運営するエンバウンドを連結子会社化及び新事業開始

更新日:

株式会社ALiNKインターネット(7077)は、2024年4月12日開催の取締役会において、株式会社エンバウンド(東京都渋谷区)の全株式を取得し連結子会社化すること、また、本件株式取得に伴い新たな事業を開始することを決議した。

ALiNKインターネットは、インターネットメディアの企画・ 開発・ 運営、ウェブコンサルティング、インターネット広告代理業を行う。
エンバウンドは、キャラクターコンテンツのプロデュースを行う。

株式取得の理由及び新たな事業開始の趣旨・株式取得の目的及び理由

ALiNKインターネットは、「未来の予定を晴れにする」を経営理念として、天気予報専門メディア「tenki.jp」を運営している。AI やビッグデータ等の技術革新を背景に、気象情報と現実社会を結びつけた新たな価値を提供する「天気 3.0」へ向けて、事業拡大を図り、競争優位性を創出することで持続的な成長を目指す。特に、天候や気温などによって影響を受けるライフスタイル領域において、気象情報と連携する新たな事業展開を模索している。

エンバウンドは、2016年9月に設立され地域活性化プロジェクトとして「温泉むすめ」のコンテンツプロデュースを行っている。「温泉むすめ」は、約3,000カ所ある日本の温泉地の中から 129人のキャラクターが存在(2024年4月12日現在、うち台湾の温泉地のキャラクター1人)し、そのすべてのイラストレーターと担当する声優が別々という特徴を有している。

プロジェクト開始以降、そのキャラクター、声優のファンを温泉地へ送客してきており、温泉地の活性化へ繋がる事業に取り組んできた。また、温泉むすめのIPは、アニメやゲームのコンテンツのIPと比較して、オールライツで権利を管理していることから、相対的に短期間で事業提携が可能であり、また、低コストで開発が実現できる。そのため、継続的に地域経済とユーザーを繋ぐハブ機能を担うことができる点で優位性を有していると考えている。

本件株式取得により、「温泉むすめ」を運営するエンバウンドを連結子会社化し、エンバウンドが構築してきた全国の温泉地との取引関係を維持発展させることで、新たな事業機会の創出を見据えている。また、「温泉むすめ」のビジネスモデルは、アナログな要素が多く含まれているため、「tenki.jp」事業で培ったメディア開発・運営の技術・ノウハウを組み入れることで、収益力の向上を図ることができると判断している。

さらには、ALiNKインターネットグループ独自でIPを開発しプロデュースすることも可能となる。「温泉むすめ」をはじめとするALiNKインターネットグループ独自のIPは、ユーザーのエンターテインメント体験の向上やユーザーとのコミュニケーションの強化が図れ、気象情報とライフスタイル領域の結びつきを強化するゲートウェイとして機能する可能性が高いと考える。

以上より、ALiNKインターネットの新たな事業展開を加速させ、競争力強化に資するものと判断し、エンバウンドの全株式を取得することとした。

新たな事業の内容

IPプロデュース事業(キャラクターコンテンツのプロデュース及び企画・制作・運営)

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1) 異動前の所有株式数:0 株(議決権所有割合: 0%)
(2) 取得株式数:250 株
(3) 取得価額:250,000 千円(アドバイザリー費用等 26,300 千円)
(4) 異動後の所有株式数:250 株(議決権所有割合: 100%)

新たな事業開始のために特別に支出する金額及び内容

エンバウンドの株式取得価額 250,000 千円及びアドバイザリー費用等 26,300 千円の支出を予定。なお、必要な資金については、自己資金で実行することを予定している。

日程

(1) 取締役会決議:2024年4月12日
(2) 契約締結日:2024年4月12日
(3) 株式譲渡実行日:2024年5月10日(予定)
(4) 事業開始日:2024年5月10日(予定)

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