会社売却先シミュレーション

大阪ガス子会社のKRI、蓄電池試作実証・開発受託のエス・イー・アイを買収

更新日:

大阪ガス株式会社(9532)の100%子会社である株式会社KRI(京都府京都市)は、2024年2月1日付で、蓄電池の試作に強みを持つエス・イー・アイ株式会社(三重県津市、以下SEI)の株式を取得し、子会社する。

KRIは、先進的研究開発機能とコンサルティング機能をあわせ持つ総合的な民間受託研究会社として、1987年に大阪ガスにより設立。材料分野・エネルギー・環境分野を中心とする研究開発の受託 分析及び試験評価などを行う。

SEIは、1999年に設立。蓄電池の試作実証、開発の受託を行う。特に電池のセルの試作技術に強みを保有する。これまで電池材料メーカー、蓄電池スタートアップ、自動車業界の完成車メーカーなどを対象に、蓄電池の試作実証サービスを提供してきた。

蓄電池の商品開発・事業化は、研究開発領域、試作実証領域、製造販売領域の3つの段階を経て行われる。
今回の株式取得により、KRIの強みである研究開発・評価技術とSEIの強みである試作実証技術が融合することにより、これまでの研究開発領域から試作実証領域へと事業を拡大し、蓄電池に関する受託研究開発事業のバリューチェーン強化が可能となる。

電気・ガス・水道業界のM&A・事業承継の動向はこちら

大阪瓦斯に関連するM&Aニュース

大阪ガス子会社のKRI、リチウムイオン電池の試作・開発のエナックスを買収

大阪ガス株式会社(9532)の100%子会社である株式会社KRI(京都府京都市)は、エナックス株式会社(東京都文京区)の株式を取得する旨の契約を、主要株主である大和PIパートナーズ株式会社(東京都千代田区)が管理運営する投資事業組合と締結した。KRIは、材料分野、エネルギー・環境分野を中心とする研究開発の受託、分析及び試験評価等を行っている。エナックスは、リチウムイオン電池(LIB)の試作・開発を

大阪ガス、フィリピンで基幹業務システム(ERP)事業展開のFasttrack Solutions Inc.グループの全事業を買収へ

大阪ガス株式会社(9532)の100%子会社である株式会社オージス総研(大阪市西区)は、2024年11月に設立したOGISPhilippines,Inc.(フィリピン・マニラ)を通じ、FasttrackSolutionsInc.グループ(フィリピン・マニラ、以下:FTグループ)より、2025年2月1日付で全事業を取得し、フィリピン及び東南アジアにおけるERP事業展開を開始することを発表した。オージ

大阪ガス、バーチャルパワープラント開発提供のShizen Connectと資本業務提携

大阪ガス株式会社(9532)は、株式会社ShizenConnect(東京都中央区)と資本業務提携に関する契約を締結し、2024年11月29日に出資を行ったことを発表した。Daigasグループは、国内エネルギー事業、海外エネルギー事業、ライフ&ビジネスソリューション(LBS)事業を行っている。ShizenConnecは、バーチャルパワープラント(以下:VPP)プラットフォームを開発、提供を行っている

大阪ガス、インドAMPL社を持分法適用関連会社化

大阪瓦斯株式会社(9532)は、2024年4月8日、大阪瓦斯の連結子会社であるDaigasSJCGDPte.Ltd.(シンガポール)の増資を、同じく大阪瓦斯の連結子会社であるOsakaGasSingaporePte.Ltd.を通じて引き受けることを決定した。本増資引き受けにより、DaigasSJCGDPte.Ltd.の資本金が大阪瓦斯資本金の100分の10以上に相当するため、DaigasSJCGD

大阪ガス、子会社2社と吸収分割で不動産事業を承継へ

大阪瓦斯株式会社(9532)は、2024年3月7日開催の取締役会決議により、2024年7月1日(予定)に同社子会社であるDaigasエナジー株式会社(大阪府大阪市)が営む不動産事業の一部及び同社子会社である株式会社オージーキャピタル(大阪府大阪市)が営む不動産事業を、会社分割(簡易吸収分割)の方法によって承継することとし、2024年4月1日付で吸収分割契約を締結することとなった。Daigasエナジ

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

M&A全般
個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

経営者の高齢化や後継者不足といった社会背景を受け、近年では中小企業の事業承継が深刻な課題となっています。その中で注目されている個人でのM&Aは、従来の起業と比較して、初期投資や事業リスクを抑えて独立を実現できる点が特徴です。一方で、契約関係のリスクや従業員・取引先との関係構築といった課題も伴うため、適切な知識とサポートが求められます。本記事では、個人M&Aが注目される背景から、具体的なメリット・デ

M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&A全般
M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&Aは、企業成長や事業承継の有効な手段として注目されていますが、買い手・売り手それぞれにメリットとデメリットがあります。本記事では、M&Aの買い手・売り手双方の視点から、そのメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、M&Aが従業員や取引先、地域社会に与える影響と適切な対策についても触れ、M&Aを検討している経営者の方々が失敗を避けるための実践的な情

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード