M&Aニュース

出光興産、リチウム事業を推進する豪州のDelta Lithium Limitedへ出資

更新日:

出光興産株式会社(5019)は、Delta Lithium Limited(オーストラリア パース、以下DLI社)へ出資した。出資額の合計は約53百万豪ドルとなり、株式保有比率は15%となる。

出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源のセグメントで事業を展開している。

DLI社は、オーストラリアでリチウム事業を推進している。
西オーストラリア州でリチウム鉱山に関する2つのプロジェクトを進めており、探鉱と開発検討を進めるため増資を行い、出光興産が同増資を通してDLI社に出資した。

両社は協業の検討を進めており、鉱山の操業・マーケティング・資金調達・政府支援政策の獲得活動・鉱区取得活動・購買・精製精錬技術、下流のリチウム化合物製錬事業への進出について、今後協議する予定。

出光興産は、今回の出資を、バナジウム鉱山プロジェクトを進めるCritical Minerals Group社、Vecco社への出資に続き、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に必要なレアメタル事業への進出を進める動きの一環としている。

石炭石油製品製造販売・資源開発業界のM&A・事業承継の動向はこちら

出光興産に関連するM&Aニュース

出光興産、富士石油を持分法適用会社化

出光興産株式会社(5019)と富士石油株式会社(5017)は、このたび燃料油事業における協業深化と将来の脱炭素化に向けた取り組みを推進していくことを目的として資本業務提携に関する合意書を締結した。資本業務提携の一環として、出光興産は、2024年4月16日付で、株式会社JERA(東京都中央区)が保有する富士石油の株式の全てである6,839,920株(発行済株式総数の8.75%)を市場外で取得する契約

出光興産、完全子会社の出光グリーンパワーを吸収合併へ

出光興産株式会社(5019)は、完全子会社である出光グリーンパワー株式会社(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。出光興産を吸収合併存続会社、出光グリーンパワーを吸収合併消滅会社とする簡易吸収合併方式。出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源のセグメントで事業を展開している。出光グリーンパワーは、電力の売買・供給および環境価値の販売を行う。2009年に出光興

出光興産、完全子会社の出光クレイバレーを吸収合併へ

出光興産株式会社(5019)は、2023年10月1日を効力発生日として、完全子会社である出光クレイバレー株式会社(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。出光興産を吸収合併存続会社、出光クレイバレーを吸収合併消滅会社とする簡易吸収合併方式。出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源のセグメントで事業を展開している。出光クレイバレーは、液状ゴムの製造・販売を行って

出光興産、バッカス・バイオイノベーションへ出資

出光興産株式会社(5019)は、株式会社バッカス・バイオイノベーション(兵庫県神戸市)へ出資した。出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源のセグメントで事業を展開している。バッカス・バイオイノベーションは、遺伝子の設計から微生物の育種、生産プロセスのスケールアップまで一括したサービス提供を行うベンチャー企業。今回の出資を通じて、出光興産は、バッカス・バイオイノベーシ

カナセキユニオン、出光興産の完全子会社へ移行

株式会社カナセキユニオン(神奈川県横浜市)は、2023年1月18日で出光興産株式会社(5019)の完全子会社へ移行した。カナセキユニオンは、石油・石油化学の製品、産業ガス関連、それらに関連した建材販売・工事、損害保険代理業を展開している。出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源のセグメントで事業を展開している。本件により出光興産は、販路の効率化を図る。

この記事に関連するタグ

「資金調達・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

資金ショートとは?赤字や債務超過との違い、対策を解説

経営・ビジネス
資金ショートとは?赤字や債務超過との違い、対策を解説

会社は赤字になったとしても、運転資金があれば、ただちに倒産することはありません。しかし資金ショートが起きてしまうと、黒字の場合でも倒産しかねません。経営者にとって、資金ショートを起こさないための管理は、極めて重要な仕事のひとつと言えます。本記事では、資金ショートの概要、赤字や債務超過との違い、資金ショートが起こる原因について明らかにしたうえで、その対策について解説します。日本M&Aセンターでは、M

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

海外M&A
インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

本記事では、クロスボーダーM&Aで最も重要であるPMIについて、インドネシアの場合を用いてお話しします。(本記事は、2022年に公開した記事を再構成しています)M&Aのゴールは“成約”ではありません。投資側の日本企業と投資を受ける海外の現地企業両社が、思い描く成長を共に実現できた時がM&Aのゴールです。特にインドネシア企業とのM&Aは、他のASEAN諸国と比較しても難易度は高く、成約に至ってもそれ

海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

海外M&A
海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

近年アジアなど成長著しい市場をターゲットに、海外M&Aを検討する中堅・中小企業は増えております。しかし、海外M&Aでは日本国内で実施するM&A以上にノウハウが不足していることが多く、海外M&Aを実施するハードルが高いと言わざるを得ません。そこで本記事では、日本M&Aセンター海外事業部の今までの経験を踏まえて、海外M&Aの内容や実施される目的、またメリットや注意点・リスクなどさまざまなポイントについ

タイでM&Aを検討する際に留意すること

海外M&A
タイでM&Aを検討する際に留意すること

本記事ではタイでのM&Aにおいてよく問題となる、タイ特有の留意点について解説します。(本記事は2023年2月に公開した内容を再構成しています。)※日本M&Aセンターホールディングスは、2021年にASEAN5番目の拠点としてタイ駐在員事務所を開設、2024年1月に現地法人「NihonM&ACenter(Thailand)Co.,LTD」を設立し、営業を開始いたしました。タイ王国中小企業M&Aマーケ

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年6月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード