M&A成功事例インタビュー

~地方創生と成長戦略をM&Aで実現~

上場を目指した自社の成長戦略方法としてM&Aを選択

パーフェクトパートナー&住宅の丸善

パーフェクトパートナー株式会社は、2017年2月釧路市にある収益物件の企画・建設・売買業の株式会社住宅の丸善をM&Aで譲り受けられました。代表取締役の末岡由紀様に、M&Aを実行された経緯や得られた効果についてお伺いしました。

M&A成功事例:

(左)パーフェクトパートナー株式会社 代表取締役 末岡 由紀 様
(右)株式会社住宅の丸善 代表取締役 小野寺 興一 様
2017年の成約式にて
※職称は当時のもの

譲渡企業

株式会社住宅の丸善

  • 所在地:北海道釧路市
  • 業務内容:収益物件の企画・建設・管理・自己所有
  • 売上高:約2億円
    ※M&A実行当時
譲受け企業

パーフェクトパートナー株式会社

  • 所在地:北海道恵庭市
  • 業務内容:不動産売買業
  • 売上高:約21億円
    ※M&A実行当時
上場を目指し、全国展開への足固めをスタート

パーフェクトパートナー様のご紹介と、M&Aによる譲受けを検討され始めたきっかけを教えてください

パーフェクトパートナー末岡 パーフェクトパートナーは私が2008年に創業した不動産売買の会社です。2015年頃から上場を意識するようになり、その実現のための成長戦略のひとつとして全国展開を目指し始めました。

将来ビジョンを会計事務所にも相談していたところ、「拠点を広げるならM&Aもありますよ」と提案されて―M&Aは大企業同士のイメージが強かったので驚きましたが―最短で拠点やノウハウを手に入れる事ができるなと納得しましたね。会計事務所さんから日本M&Aセンターさんを紹介してもらい、まずは北海道を足固めしようと道内の地方都市への出店したい旨を伝えていました。そんな折に、日本M&Aセンターの徳山さんから釧路の住宅の丸善さんをご紹介頂きました。

住宅の丸善社の第一印象はいかがでしたか?

末岡 大手企業と比較すると、未整備な面や古いやり方の部分が多かったですね。ただ、ルールの整備や新しいやり方を取り入れることはすぐにできることですし、社員の皆さん人間性の良い方たちばかりでしたので、教えればすぐに改善してくれると感じ、問題ではないと思いました。逆に、古いやり方が理にかなっているという部分もありますので、基盤としつつ応用を効かせていくのが私の役目だと考えています。

社員との対話を重ねながら成長戦略を遂行中

譲受け後、住宅の丸善社の様子はいかがですか?

末岡 オーナーも非常に喜んでくれていますし、社員も闊達です。今のテーマは、賃貸管理システムの導入や、社員の待遇の検討、具体的な成長戦略の立案です。経営が先走って実現できることではないので、現場の社員がついてきてくれているかどうか、探りながら進めていきたいと考えています。そのために、これからはますます社員との対話を大事にしていきたいですね。

M&Aを機に、住宅の丸善社はこれまでのやり方を大きく変えました。札幌と釧路と物理的な距離もありますので、できる限り現場に顔を出し、社員一人一人と対話をするようにしています。対話ですので、社員の状況や考えを聴くだけではなく、こちらの考えも伝えます。今どんな方針で会社が動いているのか、今後はどんな風に事業を展開するつもりか、パーフェクトパートナーの現在の状況をタイムラグのないよう伝えています。そういった対話を積み重ねていくことで、社員が自ら、会社の動きや自分が目指す方針に気付いてくれると嬉しいですね。

M&A成功事例:パーフェクトパートナー様 本社
パーフェクトパートナー様 本社
何ものにも代えがたい価値を、M&Aで手に入れる事ができた

住宅の丸善社がパーフェクトパートナーの新拠点として始動したのですね

末岡 新たに社員を雇用し、パーフェクトパートナーの釧路新支店としてスタートしています。

地元の信用金庫や信用組合、取引先との信頼関係がある状況からスタートできたことはM&Aの一番のメリットでしたね。施工や設計業者のモチベーションを保ったまま引き継ぐことができました。40年間の業歴とオーナーとの信用、社員の経験値や能力は、株価や仲介料とは天秤にかけられない、何ものにも代えがたい価値だと感じています。

当社に仲介を依頼していかがでしたか?

末岡 仲介業というのは料金が高いイメージがありましたが、調査能力、進行能力そしてクロージングの3点において、やはりプロだなと感じました。ですので、仲介料に対して「損をした」という気持ちには全くなりませんでしたし、むしろプロを入れて良かったなと思いました。

マッチングについても、株価や内容、先方の社長の意向といった条件が完全に一致していましたし、フィーリングとしても同じように成長意欲の高い会社を紹介して頂いたので、違和感なくM&Aを進めることができました。

M&A成功事例:本社のロビーにはM&A成約式の写真が飾られてい
本社のロビーにはM&A成約式の写真が飾られている
地方創生と成長戦略の実現、どちらも叶えるM&A

今後の成長戦略についてお聞かせください

末岡 上場に向けて、地方創生型の不動産テック企業を目指します。描く成長戦略の実現のためにM&Aをさらに活用していきたいと思っています。

今後のM&Aでは、主に北海道・関東・北陸エリアの中小規模の市町(人口が1万~100万人)への出店を視野に入れて譲り受けをしていきたいですね。特に人口1万~30万人の地域は、上場企業が進出せず不動産事業の担い手が不在です。そういった地域の賃貸管理・施工を通して、地方創生のプレイヤーとして活躍していきたいです。そういう地域には後継者問題を抱えるオーナーも多いと思います。後継者がいなくて困っているオーナーと協業をしながら全国展開できればと思います。

同時にいまの不動産事業にITの要素を取り入れる形で、徐々にIT化を行っていきたいです。例えばオウンドメディアや投資のアプリ、クラウドファンディングをターゲットとした小口化商品の販売等・・・やりたいことは沢山あるので、まずは人材の獲得ですね。なんでも"人"から始まりますから。今後M&Aをした場合も人との対話を大切にしながら、みんなが活き活きと働ける組織を作っていきたいと考えています。

M&A成功事例:インタビューに応じる末岡様
インタビューに応じる末岡様

<日本M&Aセンター仲介担当者より>

  • M&A成功事例:

    コンサルタント戦略営業部 徳山(パーフェクトパートナー様担当)

    当社の提携先会計事務所からパーフェクトパートナー様をご紹介いただき末岡様のビジョンをお伺いしてからお相手企業が出てくるまで、密に面談を行わせていただきました。トップ面談では、ご自身の思いやこれまでにやってきたこと、一緒になったらこうなるというビジョンを具体的に伝えていただいたので、初めから違和感なく面談が進んだと思います。両社のますますのご発展を祈念しております。

    私がいる札幌営業所をはじめとして、地方の中堅・中小企業は人口減少や高齢化のスピードも早く、今後ますます厳しい経営環境になっていきます。M&Aを通じて地域企業の活性化を進めるべく、今後も邁進してまいります。

日本M&Aセンター広報誌「M&A」Vol.49

M&A成功インタビューは、
日本M&Aセンター広報誌「M&A vol.49」にも掲載されています。

広報誌「M&A」/「NEXT」

日本M&Aセンターでは、M&Aの仲介に当たり譲渡企業担当者・譲受企業担当者・サポートする専門家(会計・法律・税務面)などで構成される3~5名のプロジェクト体制で、お客様のサポートを行っています。ご相談からお相手探し、スキーム構築、最終契約まで、すべての方のメリットをかんがみ、効果創出のための最大公約数を見つけ出す作業を行います。