東証一部上場 証券コード 2127
No.2127

中堅・中小企業のM&A仲介実績No.1

M&A成功事例インタビュー

~事業承継と今後の成長拡大のためのM&A~

M&Aで理想の事業承継を実現、上場企業グループに

テクノ電気工業株式会社

当社がお手伝いをして2015年にM&Aを実行されたテクノ電気工業株式会社の宮前榮前社長に、M&Aを決意された経緯や心境、現在の様子などをお聞きしました。

M&A成功事例:テクノ電気工業株式会社 宮前様
テクノ電気工業株式会社 宮前様
譲渡企業

テクノ電気工業株式会社

  • 神奈川県秦野市
  • 事業内容:変圧器類製造業
  • 売上高:約9億円
    ※M&A実行当時
譲受け企業

A社【上場企業】

  • 西日本
  • 事業内容:電子電器製造業

テクノ電気工業株式会社のご紹介と、M&Aを検討するに至った経緯をお教えください。

宮前 テクノ電気工業は、神奈川県秦野市で主に変圧器類(水冷トランス・電磁石・制御装置)の製造を行う会社です。創業者として私が社長をやってきましたが、「70歳で引退する」と決めて65歳くらいから事業承継の準備をし始めました。

会社のスケールを広げることは同族経営では難しい

宮前 私には社内で働く息子がいたので、幹部社員にも「次期社長は息子だ」と話していました。社員も息子もそのつもりだったと思います。一方で、会社の将来を考えた時、中国・アジアなどの海外対応をしていかなくてはなりません。今よりも会社のスケールを広げていかなくては生き残っていけない。しかし、同族経営・単独資本で成長を続けるのは、かなり難しい現実がありました。

M&Aについては、知り合いでM&Aをした人がいたので事業承継の一つの手段であるという認識はありました。したがって、M&Aも視野に入れて事業承継を考えていこうと思っていました。

息子が感じていたプレッシャー

次期社長候補であった息子さんは、M&Aについてどんな反応でしたか?

宮前 M&Aを始める前に、会社の将来とM&Aの可能性について息子と話をしました。M&Aに賛成とも反対ともどちらともいえない様子でしたが、M&Aは有力な事業承継の選択肢のひとつだという認識は私と一緒でした。実際、この頃の息子は社長を継ぐことにプレッシャーを感じているように見えました。幹部社員は息子より年上の人が多かったし、借入金の個人保証もついてきます。そんな状況で自分が会社を背負って5年、10年とやっていけるのかという不安と、父親が築いた会社を自分の力で発展させたいという想いと、正反対な2つの気持ちに挟まれていたのでしょう。息子の社長としての資質や勇気・覚悟、息子家族の将来について総合的に考えた上で、「M&Aをやってみよう」と決断しました。

(左)テクノ電気工業様製品一例 (右)手作業を行うテクノ電気工業様の従業員の皆様
(左)テクノ電気工業様製品一例 (右)手作業を行うテクノ電気工業様の皆様
販売先として大学や研究機関を中心に手作業でのオーダーメイドの対応を可能とするテクノ電気工業様と、民間企業へ大量生産の製造ラインをもつA社様との間には相互補完関係が成立、シナジーにつながった
全国規模でアンテナを張っているからこそ、ベストのお相手が出てきた

当社にご相談頂いた経緯を教えてください

宮前 とにかく内密に進めたかったので、まずは商工会議所に相談に行きました。しかし神奈川県では社名を出さなくても事業内容を出すだけで当社が特定されてしまいます。限定された地域でお相手を探す限界を感じましたね。半年かけて取り組みましたが、有力な候補は出てきませんでした。

そこで他からも情報を得ようと、インターネットで調べ、日本M&Aセンターさんに相談に行きました。まだ正式にお願いする前でしたが、数十社の候補先を見せていただき驚いたのを覚えています。全国規模のM&A専門会社は、アンテナを張っているエリアと量が違うなと思いました。

「素晴らしい会社だからM&Aをしました」
―そんな嬉しい言葉を言ってもらえたお相手

A社様をお相手に決めた決め手は何だったのでしょう?

宮前 お相手候補としてA社様の名前が挙がり、中期経営計画を読ませていただきました。その中にはエネルギー分野・産業機器分野・ヘルスケア/医療機器分野のことが書かれていたのですが、これらは当社が得意とする事業分野です。これから目指す事業分野を、当社がカバーできる―A社様との親和性を強く感じ、ワクワクしましたね。A社様の技術力の高さは昔からよく知っていましたし、上場企業と一緒になれるのであれば社員も安心するので、ピッタリなお相手だと考えました。

面談や買収監査を経て契約を締結した後、当社社員への発表があったのですが、その時、A社の社長様が「テクノ電気は素晴らしい会社だから、M&Aをしました」と言ってくれました。“社長冥利に尽きる、こんな嬉しい言葉はない”と思ったのと同時に、このお相手を選んでよかったと思いましたね。社員もこの言葉を聞いて安心しているようでした。

理想通りの事業承継がM&Aで実現できた

ご自身のM&Aを振り返っていかがですか?

宮前 私の場合、息子への承継の可能性を持ちながらM&Aを検討したわけですが、それくらい余裕を持って始めてよかったなと、振り返って思います。余裕があったからこそ、理想を叶えられるお相手に出会うまで待てましたし、十分に検討できました。現在、息子は常務取締役として今も継続して働いています。そういった配慮はありがたいですね。

実は日本M&Aセンターに相談した時、(1)2年くらいで成約したい、(2)会社の成長が見込めて社員の雇用が保証されるお相手がよい、(3)息子が会社を辞めることになっても事業ができるお金を残したい、と思っていました。今回はその3点全てが望み通りになりました。こんな理想通りの事業承継はないと思います。

同じ悩みを抱えている経営者の方々はたくさんいると思うので、私の体験談をきっかけにより多くの方が満足のいく事業承継を実現してくれたらと思いますね。

テクノ電気工業本社
テクノ電気工業本社

<日本M&Aセンター仲介担当者より>

  • M&A成功事例:(左)吉丸彰一郎 (右)宮前榮様

    役員室 上席課長 吉丸 彰一郎

    当時初めて宮前様とお会いした時は、すぐに事業承継を決断する状況ではありませんでした。

    そのため、M&Aによる事業承継ありきではなく、他の選択肢も検討して宮前様が最善と思える決断ができるよう、様々な情報提供を心掛けました。ニッチな業界ですから、お相手探しも細心の注意を払い、宮前様とひとつひとつの候補先企業を協議しながら進めました。充分に時間をかけることができたからこそ、検討を重ねて、最高のお相手に巡り合うことができたと思っています。

    宮前様が育ててきた素晴らしい技術力がこのM&Aによって今後も引き継がれていくことを願うと共に、テクノ電気工業様の更なる成長と従業員皆様の益々のご活躍、そして宮前様の第二の人生のご健勝を祈念いたします。

日本M&Aセンター広報誌「M&A」Vol.47

テクノ電気工業宮前社長のM&A成功インタビューは、
日本M&Aセンター広報誌M&A vol.47」にも掲載されています。

広報誌「M&A」/「NEXT」

日本M&Aセンターでは、M&Aの仲介に当たり譲渡企業担当者・譲受企業担当者・サポートする専門家(会計・法律・税務面)などで構成される3〜5名のプロジェクト体制で、お客様のサポートを行っています。ご相談からお相手探し、スキーム構築、最終契約まで、すべての方のメリットをかんがみ、効果創出のための最大公約数を見つけ出す作業を行います。