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塩野義製薬、田辺ファーマからALS治療薬事業を買収

更新日:

塩野義製薬株式会社(4507)は、田辺ファーマ株式会社(大阪市中央区)が開発・販売する筋萎縮性側索硬化症(ALS)等治療薬エダラボン(日本での製品名「ラジカット」、米国での製品名「Radicava」)の日米を含むグローバルでの全権利の獲得に関する契約締結について、決定したことを発表した。

これに伴い、米国についてはタナベファーマアメリカがRadicavaに関する事業会社※(以下:Radicava事業会社)を新設し、塩野義製薬の米国グループ会社Shionogi Inc.(米国ニュー・ジャージー州)が完全子会社化する。日本を含む米国以外の地域については、流通業務の移管および製造販売承認の承継時期について今後検討し決定していく。

※名称未定。2025年度中に設立予定。

塩野義製薬は、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売及びこれらの付随業務を行っている。
田辺ファーマは、医療用医薬品を中心とする医薬品の製造、販売を行っている。

目的

塩野義製薬は、社会的影響度の高いQOL疾患(睡眠障害、難聴、希少疾患等)の中で、脆弱X症候群やJordan症候群、ポンぺ病といった希少疾患に対する治療薬の開発を推進している。

今回の事業買収により、希少疾患に対する取り組みをさらに加速させ、現在開発中の希少疾患治療に対する複数の開発品についても、必要とされる患者へ速やかに提供できる体制の構築を図る。

本事業買収によって獲得・強化される主な資産・機能

  • エダラボンのグローバルでの全権利の獲得
  • 米国市場における強固な販売基盤の獲得
  • 希少疾患領域に精通した人材と事業運営に関するノウハウの獲得

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 新会社の発行済株式のすべて
取得資産 エダラボン関連の知的財産権
取得価額 2,500百万ドル(日本円換算金額:394,175百万円)
※1米ドル=157.67円で換算
異動後の所有株式数 発行済株式のすべて(議決権所有割合:100%)

日程

契約締結日:2025年12月22日
Radicava事業会社の完全子会社化:2026年4月1日以降(予定)

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