会社売却先シミュレーション

住友商事、米国DexterityとAIロボティクスソフトウェア販売の合弁会社を設立

更新日:

住友商事株式会社(8053)と、Dexterity, Inc.(米国、以下「Dexterity」)は、日本においてAIロボティクスソフトウェアの販売を行うDexterity-SC Japan合弁会社を設立した。

住友商事は、グローバルな事業を展開している大手総合商社。

Dexterityは、既存のハードウェアに組み合わせる独自のAI、コンピュータビジョン、制御技術を開発している。

目的

住友商事は、米国のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるPresidio Ventures Inc.を通じて2020年にDexterityに出資、2022年には日本向けの総代理店契約を締結した。2023年12月からは、SGホールディングス株式会社、佐川急便株式会社を含めた4社で「AI搭載の荷積みロボット」の実証実験を行う共同プロジェクトを発足して、早期の実用化を目指している。

Dexterityのソフトウェアを本格的に販売していく上で、日本におけるサポート体制の構築、日米の顧客や施設の違いによるカスタマイズへのスピーディな対応など、販売代理店の枠を超えた取り組みを行うため、共同出資による合弁会社を設立した。

合弁会社の概要

社名  :Dexterity-SC Japan

本社  :東京都千代田区

代表  :尾山 昌太郎

設立  :2024年6月

事業内容:AIロボティクスによるソリューションの提供とロボットの販売

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

住友商事に関連するM&Aニュース

住友商事、SCSKの完全子会社化に向けTOB実施へ

住友商事株式会社(8053)は、SCSK株式会社(9719)の株券等を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。完全子会社であるSCインベストメンツ・マネジメント株式会社(東京都千代田区)を通じて行われる。SCSKは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、SCSK株式は上場廃止となる見通し。住友商事は、全世界に展開するグローバルネットワークとさまざまな産業分野における顧客・パート

住友商事、北米でのメロン生産・販売事業を米Eagle Produceへ売却

住友商事株式会社(8053)は、FyffesInternationalSA(米国、以下:Fyffes)を通じて保有するSOLグループ(米国)を、EagleProduce,LLC(米国アリゾナ州、以下:EagleProduce)に10月10日付で売却した。Fyffesは、欧米で青果の輸入・卸売事業を行っている。SOLグループは、メロンの生産・販売事業を行っている。EagleProduceは、米国のメ

住友商事などの4社、米国航空機リース会社のAir Lease Corporationを買収

住友商事株式会社(8053)は、住友商事が出資する、三井住友ファイナンス&リース株式会社傘下のSMBCAviationCapitalLimited(アイルランドダブリン、以下:SMBCAviationCapital)、ApolloおよびBrookfieldの3社と共に、米国航空機リース会社のAirLeaseCorporationLimited(米国カリフォルニア州、以下:ALC)の全株式を取得する

住友商事グループ、慢性疾患患者向けに在宅医療用品を提供する米国ActivStyle社を買収

住友商事株式会社(8053)は、米州住友商事会社(以下:総称して、住友商事グループ)を通じて、ActivStyle,LLC(米国ミネソタ州、以下:ActivStyle社)を2025年5月に買収し、完全子会社化した。また、それに先立ち2025年4月に、糖尿病患者向けに在宅医療機器・用品、サービスを提供するQuest社(米国フロリダ州)を有するVastMedicalHoldingsの株式を買い増しした

住友商事、トラック・バスの製造販売のインドSML Isuzu株式を譲渡へ

住友商事株式会社(8053)は、同社が43.96%を保有しているSMLIsuzuLimited(インド、以下:SML-I)の株式を、マヒンドラグループの主要企業であるMahindra&MahindraLimited(インド・ムンバイ、以下:M&M)に譲渡することで合意した。M&Mは、SML-Iの株式を15%保有するいすゞ自動車株式会社(7202)からも株式譲渡を受けることで合意している。SML-I

この記事に関連するタグ

「合弁企業の設立・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

合弁会社とは?メリットや設立までの流れをわかりやすく解説

経営・ビジネス
合弁会社とは?メリットや設立までの流れをわかりやすく解説

合弁会社は、異なる企業が共同で出資し、新たな法人を設立する形態です。このモデルは、リスクの分散や市場への迅速な参入を可能にし、特に国際的なビジネス展開において重要な役割を果たします。本記事では、合弁会社のメリットや課題を探り、企業がどのようにして競争力を高めるかを考察します。この記事のポイント合弁会社は、複数の企業が資金や技術を共有し新規事業や海外進出を目指す手段である。一般的に株式会社や合同会社

クロスボーダーM&Aとは?手法やメリット・デメリット、流れを具体的に解説

海外M&A
クロスボーダーM&Aとは?手法やメリット・デメリット、流れを具体的に解説

新しい市場への進出や事業の拡大を目指し、多くの企業がクロスボーダーM&A(海外M&A)に取り組んでいます。クロスボーダーM&A活況の流れは、近年中堅・中小企業にも幅広く及んでおり、新たな市場を目指してあらゆる企業がチャレンジしています。特にASEAN地域の企業とのM&Aの増加傾向は顕著です。しかし、海外とのM&Aについては経験やノウハウが少ない、あるいは全くない企業が大多数であるのが実態です。そこ

インドネシア アンボン島出張記

海外M&A
インドネシア アンボン島出張記

皆さん、こんにちは。インドネシア駐在員事務所の河田です。先日、とあるインドネシア企業の現地視察にて、インドネシア東部マルク州の州都であるアンボンに出張してきました。約17,000以上の島で構成されているインドネシアですが、アンボン島もその1つであり、アンボンは、そのアンボン島の主要都市です。なかなか馴染みが無いという人も多いと思いますので、今回はアンボン島と、今回視察してきたインドネシア企業につい

インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

海外M&A
インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

こんにちは、ジャカルタの安丸です。2025年におけるインドネシアのマクロ的な展望につき、私見を交えて解説させていただきます。(今回のこのコラムは、2025年1月8日に作成しています。)2024年の振り返り最初に2024年にインドネシアで起こった重要なイベントを、簡単に振り返ってみたいと思います。2024年はインドネシアにとって、重要なイベントが目白押しの1年でした。新大統領の就任10年振りの大統領

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード