会社売却先シミュレーション

セブン&アイHDの米子会社、米国 Sunoco LP 社からコンビニエンスストア事業及びガソリン小売事業の一部を追加取得

更新日:

株式会社セブン&アイ・ホールディングス (3382)は、2024年1 月11 日の取締役会において、連結子会社である 7-Eleven, Inc.(米国テキサス州)が、米国 Sunoco LP 社(米国テキサス州 )からコンビニエンスストア事業及びガソリン小売事業の一部を取得することを決議した。

セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニエンスストア、総合スーパー、食品スーパー、専門店、フードサービス、金融サービス、IT/サービスなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社)を行う。

Sunoco LP は、ガソリン卸売・小売及びコンビニエンスストア事業の運営を行う。

Sunoco LP 社からは、2018年にも同社のコンビニエンスストア事業及びガソリン小売事業の一部となる1,030店舗を取得し、米国テキサス州及び東部エリアなど7-Eleven, Inc.が出店している地域における店舗網の拡充や利便性向上を進めるとともに、収益性の改善を図ってきた。

本件取引を通じ、2018年に取得したテキサス州及び東部エリアと隣接した地域であるテキサス州西部、ニューメキシコ州及びオクラホマ州の204店舗を追加的に取得することで、州間高速道路沿いの7ElevenとSpeedway店舗網の接続を実現し、当該地域における市場シェアを更に高めるとともに、123のレストラン店舗の獲得を通じたレストラン戦略の強化・加速に繋げることで7-Eleven, Inc.の北米市場における成長をより一層加速していく。

・取得する事業の内容
Sunoco LP 社が行うコンビニエンスストア事業及びガソリンスタンド事業の一部
地域   米国テキサス州西部、ニューメキシコ州及びオクラホマ州
店舗数  コンビニエンスストア及びガソリンスタンド 204店舗
取得価額  950百万ドル

・今後の予定
取得日 必要な規制当局の認可を含む一般的なクロージング条件を充足次第速やかに実行する予定

食品小売・コンビニ業界のM&A・事業承継の動向はこちら

セブン&アイ・ホールディングスに関連するM&Aニュース

セブン&アイHD、ヨーカ堂などの統括会社をベインキャピタルに売却

株式会社セブン&アイ・ホールディングス(3382、以下:セブン&アイHD)は、子会社における会社分割(吸収分割)を発表した。内容BainCapitalPrivateEquity,L.P.及びそのグループ会社(以下、総称して:ベインキャピタル)が設立する買収目的会社である株式会社BCJ-95(以下:本SPC①)の完全子会社である株式会社BCJ-96(以下:本SPC②)に対して、株式会社ヨーク・ホール

米アーティザン、セブン&アイに買収案巡る情報開示要求

[東京31日ロイター]-セブン&アイ・ホールディングスの株主である米ファンド、アーティザン・パートナーズ・アセットマネジメントは30日付の同社宛ての書簡で、カナダ小売大手アリマンタシォン・クシュタール(ACT)からの買収提案について9月19日までに最新情報を提供するよう要求した。アーティザンのポートフォリオマネジャー、デービッド・サムラ氏とベンジャミン・ヘリック氏はセブン&アイに対し、ACTの提案

セブン&アイ、カナダのコンビニ大手より買収提案

株式会社セブン&アイ・ホールディングス(3382)は、カナダのコンビニ大手であるアリマンタシォン・クシュタール社より、法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると発表した。提案に対して特別委員会を組成し、企業価値を向上させる他の選択肢とともに検討し、アリマンタシォン・クシュタール社に返答するとしている。提案の受け入れや拒否、アリマンタシォン・クシュタール社との議論の開始、または代替的取引を進める

歯愛メディカル、セブン&アイHDよりニッセンHDの全株式を取得

株式会社歯愛メディカル(3540)は、株式会社ニッセンホールディングス(京都府京都市)の株式を取得し、子会社化することを決議した。歯愛メディカルは、歯科医院や歯科技工所を中心に、各種医療機関への通信販売等を行っている。ニッセンホールディングスは、カタログ通販やオンラインショップを運営する企業グループの管理を行っている。幅広い年齢層の女性顧客を全国に有しており、アパレルをはじめとした女性向け商品を取

イトーヨーカ堂、北海道・東北・信越エリアの一部店舗の事業承継等を発表

株式会社イトーヨーカ堂(東京都千代田区)は、北海道・東北・信越エリアの一部店舗について、株式会社ヨークベニマル(福島県郡山市)、株式会社ダイイチ(北海道帯広市)及び食品スーパーロピアを運営する株式会社OICグループ(神奈川県川崎市)と事業承継等に関する契約を締結した。【本件の目的】2023年3月9日に株式会社セブン&アイ・ホールディングスが公表した「中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード