M&Aニュース

大塚HD(4578)グループの大塚製薬、カナダのプラントベース食品メーカー・Daiya Foods Inc.を完全子会社化

更新日:

大塚ホールディングス(4578)の完全子会社である大塚製薬株式会社(東京都千代田区)は、Daiya Foods Inc.(カナダ・バンクーバー、デイヤ社)の全株式を大塚製薬の完全子会社を通じて取得する契約を締結した。

プラン・オブ・アレンジメント(Plan of Arrangement:カナダ法上認められている友好的企業買収手法)の手法により現金で取得し完全子会社化する。

取得価額は約361億円。

デイヤ社は、プラントベース食品の開発・製造販売を行っている。主に植物由来の原料からチーズ代替品、ヨーグルト代替品、ドレッシング、デザートなどを展開し、ベジタリアンや食物アレルギーを持つ消費者等から支持されている。

本件M&Aにより、大塚製薬は、プラントベース食品という新たな製品カテゴリーを獲得することで、健康の維持・増進をサポートすることを目的とした「ニュートラシューティカルズ関連事業」における製品ポートフォリオの充実を図る。

また、北米並びにヨーロッパやアジアでの同事業の拡大、さらには研究開発や製造技術、専門知識の共有による両社の一層の成長を目指す。

バイオ・医薬品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

大塚ホールディングスに関連するM&Aニュース

大塚HD、米子会社が女性向け健康食品のボナファイドヘルスを買収

大塚ホールディングス株式会社(4578)は、100%子会社である大塚製薬株式会社(東京都港区)の子会社ファーマバイト社(米国カリフォルニア州)が、女性の健康分野に特化した製品の製造販売を行うBonafideHealth,LLC(米国ニューヨーク州)、以下「ボナファイドヘルス社」)を買収した。大塚製薬は、1964年に設立。医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出ならびに

大塚製薬、次世代向精神薬を研究開発するカナダのMindset Pharma, Inc.を完全子会社化へ

大塚ホールディングス株式会社(4578)の完全子会社である大塚製薬株式会社(東京都千代田区)は、OtsukaAmerica,Inc.(以下、OAI社)を通じて、MindsetPharma,Inc.(カナダトロント、以下マインドセット社)を完全子会社化することについて合意し、契約を締結した。取得価格は、アドバイザリー費用等も含め約85百万カナダドル。※カナダドル為替レート1CAD=107.79円(2

帝人グループ、大塚グループ子会社KiSCOを買収及び吸収分割により事業承継へ

帝人(3401)グループで人工関節などの埋め込み型医療機器事業を展開している帝人ナカシマメディカル株式会社(岡山県岡山市)は、大塚(4578)グループの大塚メディカルデバイス株式会社より、子会社であるKiSCO株式会社(兵庫県神戸市)の脊椎および外傷(骨折)事業を買収し、吸収分割により同事業を承継する契約を締結した。帝人ナカシマメディカルは、人工関節、骨接合材料、脊椎等の医療機器の開発、製造、販売

大塚HD(4578)、中国企業へ豆乳、牛乳等製造販売の持分法適用関連会社株式を譲渡

大塚ホールディングス株式会社(4578)は、子会社である大塚製薬株式会社の間接子会社であるジャイアントハーベストLtd.が、保有する維維食品飲料股份有限公司(中国)の株式18.95%を安信乾盛財富管理(深セン)有限公司(同国)と方正証券股份有限公司(同国)へ譲渡する契約を締結した。維維食品飲料股份は、豆乳、牛乳及び白酒の製造販売等を行っている。大塚グループは、維維食品飲料と共に大豆食品を中国及びア

大塚製薬(4578)、スペインの大手健康・機能性食品メーカーBICENTURY社を買収

大塚製薬株式会社(4578)は、子会社であるニュートリションエサンテ社(フランス)を通じて、スペインの大手健康・機能性食品メーカーBICENTURY社の全株式を取得した。大塚製薬は、ニュートラシューティカルズ関連事業の世界展開を行っている。BICENTURY社は、スペインにおける健康・機能性食品メーカーの最大手であり、同国内でのダイエット食品の製造販売を主な事業として展開している。大塚製薬は、本件

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

日本企業がマレーシアに投資をすべき理由8選

海外M&A
日本企業がマレーシアに投資をすべき理由8選

マレーシアは地味?そんなことはありません!皆さんはマレーシアにどのようなイメージをお持ちでしょうか。シンガポールほど先進的ではなく、インドネシアやベトナムほど人口が増えているわけでもなく…、どちらかと言えば少々地味に思われることが多いマレーシアですが、実は日本の企業がマレーシアに投資するメリットは多岐にわたります。ここでは、経済、政治、国際ビジネスの観点から、日本企業がマレーシアに投資すべき理由を

ASEAN進出への道はシンガポールから!?投資先としてのシンガポールの魅力とは

海外M&A
ASEAN進出への道はシンガポールから!?投資先としてのシンガポールの魅力とは

皆さんシンガポールといえばどのようなイメージをお持ちでしょうか。シンガポールといえば、マーライオンやマリーナベイサンズなど観光都市でもあり、また世界の金融都市としても有名かと思いますが、投資環境としても未だに優れていることをご存知でしょうか。今回はそんなシンガポールの投資環境の魅力について触れていきたいと思います。シンガポールの伸びしろシンガポールという国は国土も非常にコンパクトで、約720平方キ

クロスボーダーM&Aにおける「意向表明書」の基本~法務向け~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける「意向表明書」の基本~法務向け~

本記事では、クロスボーダーM&Aで取り交わされる「意向表明書」について法務の視点から詳しく解説します。クロスボーダーM&Aにおける意向表明書の位置づけある会社が、M&Aの対象として検討している会社(ここでは非上場外国法人の株式譲渡スキームを想定しています。以下「対象会社」)の株主(以下「Seller」)と初期的なミーティングを終え、Sellerから開示された対象会社の基礎的な情報を検討し、M&Aの

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年7月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード