M&Aニュース

ダイキン工業(6367)、オーストラリアの大手空調機サービス会社エアマスター社を買収

更新日:

ダイキン工業(6367)は、子会社のDaikin Australia Pty., Ltd.(オーストラリア・シドニー市、Daikin Australia社)を通じて、オーストラリアのAirmaster Corporation Pty Ltd.(本社:メルボルン市、エアマスター社)と買収契約を締結した。

買収金額は約80億円。エアマスター社経営陣が保有する全株式を取得する。

Daikin Australia社は、空調機の製造・販売・アフターサービスを手掛けている。主に住宅用エアコンや業務用のビル用マルチエアコンなど中小規模ビル向けの商品を主力とする。

エアマスター社は、オーストラリアにおける空調機のサービス・ソリューション分野のリーディングカンパニー。特に大規模ビルのサービス、メンテナンスを強みとする。

本件M&Aにより、ダイキン工業は、エアマスター社のサービス網とノウハウを活用し、大規模ビルでの大型空調機の販売拡大をめざすとともに、中小規模ビルでのサービス・ソリューション事業の本格展開を開始する。

これにより、空調機器の販売からサービス・ソリューションまで事業領域を拡大し、オーストラリアでの更なる事業の成長を目指す。

業務用・産業用機械製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

業務用・産業用機械製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、業務用・産業用機械製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

ダイキン工業に関連するM&Aニュース

HACARUSとダイキン工業が資本業務提携へ

株式会社HACARUS(京都府京都市)は、ダイキン工業株式会社(6367)と資本提携を第三者割当増資により実施し、あわせて業務提携を開始した。HACARUSは、検査関連サービスや、労働安全支援アプリといったサービスをはじめ、医療従事者をサポートする診断支援AIプラットフォーム「HACARUSMD」等を含む、AIソリューションの提供を行っている。ダイキン工業は、空調・化学・フィルタを柱に事業を展開し

ダイキン工業、SIRCに出資し、化学プラントにおけるDXを推進

ダイキン工業株式会社(6367)は、株式会社SIRC(大阪市中央区、以下SIRC)の第三者割当増資を引き受け、出資した。ダイキン工業は、空調・化学・フィルタを柱に事業を展開している。SIRCは、超小型センサ「SIRCデバイス」を用い、様々な用途におけるIoTセンサソリューションの実現をめざすスタートアップ。ダイキン工業は今回の出資を通じて、ダイキン工業の化学プラントにおけるDXを加速させるとともに

ダイキン工業(6367)、オーストリアの冷凍・冷蔵ショーケースメーカーAHT 社を買収

ダイキン工業(6367)は、AHTCoolingSystemsGmbH(オーストリア、AHT社)を買収することを決定した。買収価格は約1,145億円(株式733億円)。子会社のダイキンヨーロッパ社(ベルギー)を通じて、AHT社の出資者であるブリッジポイント社(イギリス)から全株式を取得する。ダイキン工業は、進行中の戦略経営計画において、重点施策の1つに商業用冷設事業の拡大を掲げている。AHT社は、

ダイキン工業(6367)、イタリアのフッ素樹脂コンパウンドメーカー・Heroflon S.p.A.を買収

ダイキン工業(6367)は、イタリアのHeroflonS.p.A.(ヘロフロン社)の買収に合意した。ヘロフロン社経営陣が保有する全株式を取得する。ヘロフロン社は、イタリアのフッ素樹脂コンパウンドメーカー。自動車、建機、電力、化学工業など幅広い分野を対象に、欧州を中心に事業を展開している。ダイキン工業は、をコンパウンダーなど樹脂の成型加工会社向けに各種フッ素樹脂の供給を行っている。本件M&Aにより、

ダイキン工業(6367)、北欧のエアフィルタメーカーDinair ABを買収

ダイキン工業(6367)でフィルタ事業を手がけるAmericanAirFilterCompany,Inc.(AAF社)は、グループのAAFドイツ社を通じて、スウェーデンのDinairAB(ディンエア社)を買収した。ダイキン工業は、グループ会社のAAF社や日本無機により、エンジニアリング分野においてフィルタ事業を行っている。欧州においてはフランスやスペインなどの南欧を中心に事業を展開している。ディン

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A」に関連するコラム

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

海外M&A
インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

本記事では、クロスボーダーM&Aで最も重要であるPMIについて、インドネシアの場合を用いてお話しします。(本記事は、2022年に公開した記事を再構成しています)M&Aのゴールは“成約”ではありません。投資側の日本企業と投資を受ける海外の現地企業両社が、思い描く成長を共に実現できた時がM&Aのゴールです。特にインドネシア企業とのM&Aは、他のASEAN諸国と比較しても難易度は高く、成約に至ってもそれ

海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

海外M&A
海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

近年アジアなど成長著しい市場をターゲットに、海外M&Aを検討する中堅・中小企業は増えております。しかし、海外M&Aでは日本国内で実施するM&A以上にノウハウが不足していることが多く、海外M&Aを実施するハードルが高いと言わざるを得ません。そこで本記事では、日本M&Aセンター海外事業部の今までの経験を踏まえて、海外M&Aの内容や実施される目的、またメリットや注意点・リスクなどさまざまなポイントについ

タイでM&Aを検討する際に留意すること

海外M&A
タイでM&Aを検討する際に留意すること

本記事ではタイでのM&Aにおいてよく問題となる、タイ特有の留意点について解説します。(本記事は2023年2月に公開した内容を再構成しています。)※日本M&Aセンターホールディングスは、2021年にASEAN5番目の拠点としてタイ駐在員事務所を開設、2024年1月に現地法人「NihonM&ACenter(Thailand)Co.,LTD」を設立し、営業を開始いたしました。タイ王国中小企業M&Aマーケ

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

海外M&A
海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

本記事ではM&Aにおける終盤ステージである買収監査(デューデリジェンス)における留意点について解説したいと思います。ASEAN・中小M&Aにおける買収監査(デューデリジェンス)M&Aのプロセスでは基本合意契約を締結した後、最終契約に至る準備段階として買収監査が行われます。内容や期間はディールの規模や複雑性によって様々ですが、一般的に財務・税務・法務について専門チームに依頼します。また、場合によって

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年6月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード