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三菱重工(7011)、フォークリフト事業に関してグループ再編

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三菱重工業株式会社(7011)と持分法適用関連会社(20.01%の持株比率)である日本輸送機株式会社(7105)は、三菱重工のフォークリフト事業を会社分割(吸収分割)により日本輸送機が承継することに関し、基本合意書を締結した。本件会社分割の効力発生直後における三菱重工の日本輸送機に対する議決権割合は49.4%となる。

日本輸送機は、本件統合に伴い、三菱重工の分割対象事業のそれぞれ米国、欧州、アジア、中国における中核拠点であるMitsubishi Caterpillar Forklift America Inc.、Mitsubishi Caterpillar Forklift Europe B.V.、Mitsubishi Caterpillar Forklift Asia Pte Ltd.およびMitsubishi Heavy Industries Forklift(Dalian) Co., Ltd.(三菱重工叉車(大連)有限公司)の全ての株式または持分を取得し、子会社化する。

三菱重工と日本輸送機は、事業統合により、部分的な協業では実現できなかった商品ラインナップの充実、販売ルートの共通化・最適化、効率的且つ市場ニーズに即した製品開発、原材料の調達と生産の最適化、グループ全体での人員配置や設備投資の最適化により、グローバルな競争力を強化する。また、機動的かつ柔軟に対応できる組織構造に転換し、両社の開発技術の融合や新事業領域への展開を図る。

今後のスケジュール
会社分割契約書及び統合契約書締結日平成25年2月6日
臨時株主総会開催日(日本輸送機) 平成25年2月下旬
本件会社分割効力発生日・株式の取得日 平成25年4月1日

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