
ソフトバンクグループ、スイスのABBのロボティクス事業を買収
ソフトバンクグループ株式会社(9984)は、ABB Ltd(スイス)のロボティクス事業を、総額53.75億米ドル(約8,187億円※)で買収することについて、ABBと最終的な契約を締結した。
ABBは、同社のロボティクス事業をカーブアウトし、持株会社を新設する。ソフトバンクグループは、子会社を通じて、同持株会社の全株式をABBから取得する予定。本買収の結果、同持株会社はソフトバンクグループの子会社となる。
ソフトバンクグループは、携帯電話を中心とした電気通信事業者やインターネット、AI関連会社などを傘下に置く持株会社。
ABBは、エレクトリフィケーション、モーション、プロセスオートメーション、ロボティクス&ディスクリートオートメーションを提供している。
※1米ドル=152.31円で換算
背景・目的
ソフトバンクグループは、人類の進化に資するASI(人工超知能)の実現を使命に掲げており、その実現に不可欠な①AIチップ、②AIロボット、③AIデータセンター、④電力、の4分野において投資と事業展開を進めるとともに、生成AI分野をリードする企業への投資も行っている。
本件M&Aは、こうした戦略の一環で、ソフトバンクグループのAIロボット事業の強化を狙う。
ABBのロボティクス事業は、高い信頼性と卓越した性能によって世界的に評価されるブランドであり、強固な販売チャネルと幅広い顧客基盤を有しており、AIをはじめとする先端分野への投資を通じて、同ロボティクス事業の成長の加速につなげる。
株式の状況
| 異動前の議決権所有割合 | - |
| 取得する議決権の割合 | 100% |
| 株式取得価額 | 取得価額:53.75億米ドル(約8,187億円) 取得関連費用:未定 |
| 異動後の議決権所有割合 | 100% |
日程
ABBとの売買契約締結(ソフトバンクグループ):2025年10月8日(中央ヨーロッパ時間)
本買収の完了:2026年半ばから後半(予定)







