会社売却先シミュレーション

久世、中国のグループ会社2社の一部株式を国分グループ本社に譲渡

更新日:

株式会社久世(2708)は、連結子会社久世(香港)有限公司が所有する、上海日生食品物流有限公司(中国・上海市、以下「上海日生」)及び久華世(成都)商貿有限公司(中国・四川省、以下「久華世成都」)の持ち分のそれぞれ80%を国分グループ本社株式会社(東京都中央区)に譲渡することを決議した。

久世は、外食産業向け食材やスープ・ブイヨンなどの製造販売を行っている。

国分グループ本社は、食品の卸売やECサイトの運営、およびオリジナル商品のK&K缶つまなどの製造を行っている。

上海日生及び久華世成都は、業務用食材卸売業を行っている。

目的

久世は、アフターコロナの回復期にある中国の外食市場に今後の成長を見込み、国分本社と協力して中国事業を一層拡大していく方針。

異動する子会社の出資額、譲渡価額、譲渡前後の所有出資額の状況

■上海日生
(1)異動前の出資額:US$ 1,417,000 (100%)
(2)譲渡出資額  :US$ 1,133,600 (80%)
(3)譲渡価額   :578,400,000円
(4)異動後の出資額:US$ 283,400 (20%)

■久華世成都
(1)異動前の出資額:RMB 7,812,500 (100%)
(2)譲渡出資額  :RMB 6,250,000 (80%)
(3)譲渡価額   :221,600,000円
(4)異動後の出資額:RMB 1,562,500 (20%)

日程

(1)取締役会決議日 :2024年5月31日
(2)譲渡契約締結日 :2024年5月31日
(3)出資額移動予定日:2024年6月20日~2024年6月28日のいずれか

食品卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

久世に関連するM&Aニュース

久世、斎藤商業から業務用食品・卸売事業を取得

株式会社久世(2708)の子会社である株式会社久世地域カンパニー(千葉県鴨川市)は、斎藤商業株式会社(千葉県鴨川市)の業務用食品卸売事業を譲り受け、商号を「斎藤商業株式会社」に変更することを発表した。また、久世が保有する久世地域カンパニーの株式の一部を、斎藤商業に譲渡することを決定した。久世地域カンパニーは、業務用食品卸売業を行っている。斎藤商業は、業務用食品・洗剤等の卸売事業、不動産事業、外食事

久世(2708)、業務用食品事業の東京中央食品と資本業務提携

株式会社久世(2708)は、東京中央食品株式会社(東京都世田谷区)との資本・業務提携を強化することを決定した。東京中央食品は久世の持分法適用関連会社となる。久世は、首都圏を中心に中部圏、関西圏に地域顧客対応の物流網を有し、外食企業向けに食材・資材を提供している。東京中央食品は、病院や老人福祉施設向けの食材販売を中心とする給食事業者向けの食材卸会社であり、栄養価・カロリーを考慮したメニュー提案および

久世(2708)、給食事業者向けの食材卸会社 東京中央食品と資本・業務提携

久世(2708)は、東京中央食品株式会社(東京都世田谷区)との資本・業務提携を決定した。久世は東京中央食品の株式の一部を取得し、発行済株式総数に対する所有割合は約10%となる。久世は、外食企業向けに食材・資材を提供している。首都圏を中心に中部圏、関西圏に地域顧客対応の物流網を有する。東京中央食品は、病院や老人福祉施設向けの食材販売を中心とする給食事業者向けの食材卸会社。グループ子会社においては、老

この記事に関連するタグ

「株式譲渡」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

M&A全般
買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

買収されるとどうなる?生じる変化とは企業買収されると、会社の存続のほか、社員や取引先への影響が懸念されますが、中小企業のM&Aでは株式譲渡のスキームで、会社の法人格がそのまま存続するケースが一般的です。譲受け企業(買い手)の方針にもよりますが、会社の法人格だけでなく、事業用の機械設備、取引先、顧客、従業員などもそのまま引き継がれるケースが多く見られます。友好的買収がほとんどを占める中小企業のM&A

「株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード