株価算定シミュレーション

CRGホールディングス、クレイリッシュを買収

更新日:

CRGホールディングス株式会社(7041)は、2024 年 4月 30日開催の取締役会において、株式会社クレイリッシュ(埼玉県さいたま市)の株式を取得し、子会社化することについて決議した。

CRGグループは、人材派遣紹介事業を主力とするヒューマンリソースサービス、採用・事務代行や製造請負等のアウトソーシングサービス、業務のデジタル化・自動化をサポートする IT ソリューションサービス等を展開する総合人材サービス企業。

クレイリッシュは、主として事業者向けの貸金業を営み、資金繰りを支える手形割引や無担保融資、不動産担保融資等の様々なニーズに対応したサービスを展開する。

株式取得の理由

クレイリッシュは、2001年の設立以来、商圏は全国に展開しており、CRGグループが持つ強固なネットワークを有効活用することで、同社の与信力強化及び調達余力の拡大に繋げ、全国の資金を必要としている事業者に対しての資金提供が可能になる。

また、両社の顧客基盤の共有による相互送客により、人材関連サービス・BPO・IT ソリューション・M&A仲介・資金提供といった事業者へのきめ細かいサービスの提供が可能になる。

将来的には、対個人向け融資・新興企業向け融資・海外企業向け融資など、両社の知見を活かした新規事業の構築も視野に入れることができ、これらの相乗効果により「働きがいも経済成長も」という SDGs にも寄与しながら両社の企業価値向上が可能であると判断し、両社にて協議を行ってきた結果、連結子会社化を行うこととした。

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

異動前の所有株式数:0株 (議決権の数:0個) (議決権所有割合:0%)
取得株式数 :1,980株
取得価額:
L 株式会社クレイリッシュの普通株式 900 百万円
Lアドバイザリー費用等(概算額)61 百万円
L 合計(概算額) 961 百万円
移動後の所有株式数: 1,980 株 (議決権の数:1,980個) (議決権所有割合:100%)

日程

取締役会決議日 :2024年4月30日
契約締結日: 2024年4月30日
株式譲渡実行日 :2024年4月30日

CRGホールディングスに関連するM&Aニュース

髙島屋、CRGホールディングス傘下の事業者向け金融事業展開のクレイリッシュを買収

株式会社髙島屋(8233)は、CRGホールディングス株式会社(7041)の完全子会社である株式会社クレイリッシュ(埼玉県さいたま市)の株式の過半数を取得し、子会社化することを決定した。髙島屋は、百貨店業を軸に、オンラインショッピング事業、金融事業、商業開発事業、法人事業、食品・レストラン事業などを展開している。クレイリッシュは、事業者向け金融、手形割引、売掛債権の売買など、顧客の様々な資金繰りニー

CRGホールディングス子会社のパレット、フロンティアリンクから就労移行支援事業を譲受け

CRGホールディングス株式会社(7041)は、完全子会社である株式会社パレット(東京都新宿区)が、フロンティアリンク株式会社(東京都中央区)が運営する就労移行支援事業を譲り受けることを決定した。CRGグループは、総合人材サービス企業。人材派遣紹介事業を主力とするヒューマンリソースサービス、採用・事務代行や製造請負等のアウトソーシングサービスを展開している。パレットは、精神・発達障がい者のサポートに

CRGホールディングス、連結子会社3社を吸収合併へ

CRGホールディングス株式会社(7041)は、連結子会社である株式会社CRドットアイ(東京都台東区)が、株式会社キャスティングロード(東京都新宿区)と株式会社ジョブス(東京都新宿区)を吸収合併を行うことを決議した。CRドットアイを存続会社とする吸収合併方式とし、キャスティングロード、ジョブスは消滅する。CRGグループは、人材派遣紹介事業を主力とするヒューマンリソースサービス、採用・事務代行や製造請

CRGホールディングス、通訳・翻訳サービスのオシエテを子会社化へ

CRGホールディングス株式会社(7041)は、株式会社オシエテ(東京都渋谷区)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。CRGホールディングスは、グループの経営管理を行う持株会社。CRGグループではヒューマンリソース事業、システムソリューション事業などを展開している。オシエテは、法人向けオンライン通訳サービス「オシエテ」の開発・提供を行っている。30超の言語に対応可能な1,600名を超える通訳

CRGホールディングスの子会社CRGインベストメント、ママスクエアと資本業務提携

CRGホールディングス株式会社(7041)の子会社であるCRGインベストメント株式会社(東京都新宿区)は、株式会社ママスクエア(東京都港区)の第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結した。CRGホールディングスおよびグループは、人材派遣紹介事業、ITソリューションサービス事業など事業を展開している。子会社CRGインベストメントは、M&A・投資事業を展開している。ママスクエアは、キッズスペースを設

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

M&A全般
個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

経営者の高齢化や後継者不足といった社会背景を受け、近年では中小企業の事業承継が深刻な課題となっています。その中で注目されている個人でのM&Aは、従来の起業と比較して、初期投資や事業リスクを抑えて独立を実現できる点が特徴です。一方で、契約関係のリスクや従業員・取引先との関係構築といった課題も伴うため、適切な知識とサポートが求められます。本記事では、個人M&Aが注目される背景から、具体的なメリット・デ

M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&A全般
M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&Aは、企業成長や事業承継の有効な手段として注目されていますが、買い手・売り手それぞれにメリットとデメリットがあります。本記事では、M&Aの買い手・売り手双方の視点から、そのメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、M&Aが従業員や取引先、地域社会に与える影響と適切な対策についても触れ、M&Aを検討している経営者の方々が失敗を避けるための実践的な情

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード