M&Aニュース

ヤフー(4689)、イーブックイニシアティブジャパン(3658)株式を公開買付け

更新日:

ヤフー株式会社(4689)は、株式会社イーブックイニシアティブジャパン(3658)の普通株式を金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含む)に定める公開買付けにより取得することを決定した。イニシアティブジャパン取締役会は本公開買付けに賛同の意見を表明している。ヤフーは、イーブックを連結子会社化することを企図しているが、本公開買付け後もイーブックの上場は維持される予定。買付け比率は下限を20%、上限を49.0%に設けている。
また、両社は資本業務提携を行うことも決定しており、ヤフーは、イーブックの実施する第三者割当増資を引受ける。

ヤフーは、広告関連サービスやeコマース関連サービスのほか、課金サービス、動画配信サービスに取り組んでいる。課金サービスに含まれる電子書籍サービスにおいては、女性ユーザーによる購入比率が全体の過半を占める「Yahoo!ブックストア」を展開しており、男性ユーザーのさらなる獲得を当面の課題としている。

イニシアティブジャパンは、コミックを中心に小説、雑誌、ビジネス書などの幅広い品揃えを有する電子書店「eBookJapan」を運営しており、男性ユーザーにより購入比率が全体の過半を占めている。

本件によって両社は、強固な資本関係を前提に双方の経営資源を相互活用することで、既存ユーザー層へのさらなる利便性の向上、および新規ユーザー層の取り込み強化に取り組むとともに、競合他社と差別化されたサービス提案の実現を図る。

●今後のスケジュール
公開買付け期間 平成28年6月10日~平成28年7月22日

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

放送・出版・コンテンツ制作業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、放送・出版・コンテンツ制作業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

Zホールディングス・イーブックイニシアティブジャパンに関連するM&Aニュース

LINEヤフー、子会社のネットラストを吸収合併

LINEヤフー株式会社(4689)は、2024年2月27日付の取締役会において、2024年5月1日を効力発生日として、完全子会社である株式会社ネットラスト(東京都千代田区)を吸収合併することを決議した。LINEヤフーを吸収合併存続会社、ネットラストを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式であり、ネットラストは解散する。【本合併の目的】ネットラストは「Yahoo!ショッピング」を始めとする弊社ECサービ

LINEヤフー、完全子会社の松田酒店を吸収合併へ

LINEヤフー株式会社(4689)は、2024年3月1日を効力発生日として、完全子会社である有限会社松田酒店(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。LINEヤフーを吸収合併存続会社、松田酒店を吸収合併消滅会社とする吸収合併方式で松田酒店は解散する。LINEヤフーは、インターネット広告事業、イーコマース事業及び会員サービス事業などの展開並びにグループ会社の経営管理業務などを行う。松田酒店は、

LINEヤフー、連結子会社GYAOを吸収合併へ

LINEヤフー株式会社(4689)は、完全子会社である株式会社GYAO(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。LINEヤフーを吸収合併存続会社、GYAOを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式であり、GYAOは解散する。LINEヤフーは、インターネット広告事業、イーコマース事業及び会員サービス事業などの展開並びにグループ会社の経営管理等を行っている。GYAOは、インターネットを利用したコンテン

ZホールディングスとLINEおよびヤフーが合併へ

Zホールディングス株式会社(4689)は、完全子会社であるLINE株式会社(東京都新宿区)およびヤフー株式会社(東京都千代田区)の3社を中心とした合併を決定した。LINEは、モバイルメッセンジャー・アプリケーション「LINE」を軸としたサービスを展開している。ヤフーは、イーコマース、会員サービス、広告等インターネット上で多数のサービスを展開している。Zホールディングスは、2021年3月のLINEと

LINE、経営統合の一環でZホールディングスへのTOBを開始

LINE株式会社は、Zホールディングス株式会社(4689)の普通株式を公開買付けにより取得することを決定した。本公開買付価格は、1株当たり348円。応募株券等の総数が買付予定数の下限(2,125,366,950株)に満たない場合は、応募株券等の全部の買付け等を行わない。応募株券等の総数が買付予定数の上限(2,125,366,950株)を超える場合は、その超える部分の全部又は一部の買付け等は行わない

この記事に関連するタグ

「TOB」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業へのTOB(株式公開買い付け)の動きが活発化しています。本記事ではTOBの概要や主な流れ、メリット、企業事例をご紹介します。日本M&Aセンターでは、M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらTOB(株式

敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

M&A全般
敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

買収は「敵対的買収」と「友好的買収」の2つに大別できます。日本における企業買収の大半は友好的買収によって行われますが、稀に敵対的買収が行われることもあります。本記事では、敵対的買収の概要、敵対的買収を仕掛けられた側の防衛策、企業事例などをご紹介します。日本M&Aセンターでは、友好的M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せ

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

上場企業の株主が経営陣と経営方針などを巡って対立した結果、会社の支配力を強める目的で株式を買い進める場合があります。これが、「敵対的買収」です。しかし、敵対的買収に対して経営陣も何もしないわけではありません。経営陣と敵対する株主の動きを防ぐため、敵対的買収に対する様々な防衛策を発動して対抗します。その買収防衛策のひとつがポイズンピルです。本記事では、ポイズンピルの概要、メリットやデメリット、実際に

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBIとは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つです。企業価

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

M&A全般
上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

上場企業オーナー経営者の企業承継のためには、非上場企業とは異なる金融商品取引法(以下、「金商法」という)に基づき、株式公開買付け(TOB)によることが殆ど不可欠である。発行済み株式の3分の1超の株式の売買を伴うケースでは、オーナー経営者が予め特定の買受人(以下、「承継予定者」という)と相対で株式を売却する場合でも、TOBによることが金商法上必要になる。そこで、検討すべき実務上のポイントを、以下に説

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年6月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード