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成長ストーリーを描くための“情報”、どうしてますか?

広報室だより

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“経済情報で、世界を変える”をミッションとする株式会社ユーザベース。同社が展開する企業・業界情報プラットフォーム『SPEEDA』は、1,100もの企業・団体が導入しています。 インターネットが普及し、今や日常生活にも情報は溢れる時代。中小企業はこの情報時代にどう向き合っていけばいいのでしょうか? 今回は、株式会社ユーザベース SPEEDA事業 執行役員COOの山中祐輝様に、“情報が起こすイノベーション”についてお伺いしました。

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(右)SPEEDA事業 執行役員COO 山中祐輝様
インタビューアーは、日本M&Aセンター コーポレート・プロモーションチーム 副部長 豊田利恵(左)が務めました

連続性のあるデータを見ているだけでは、成長の芽は生まれない

―情報プラットフォームを提供するお立場から見て、今の中小企業を取り巻く環境はどのように感じていますか? 今の日本経済は右肩下がりで、どんどん目まぐるしく環境は変わっていっています。 例えば、調剤薬局業界では再編が進んでいたり、広告会社はコンサルティングの領域まで進出したり・・・環境変化の中では、今までと同じやり方では成長できなくなっています。“非連続な成長”が必要とされているんですね。 事業の多角化や国際化への対応、それこそM&Aなど、これまでとは違う戦い方をしなければ生き残っていけない。 今までの事業の延長線上の情報で意思決定をし続けていては、未来はないと思っています。 自社の業界に再編が起こっているのであれば、同様の流れが起こっている他業界から学ぶこともあるでしょうし、 新しい領域に進出するのであればなおさら、その領域の情報が必須です。 今の事業の延長線上にない領域の情報をスピーディーに収集していかなくては生き残っていけないというのが、今の中小企業に起こっていることではないでしょうか。
―山中様は2014年からSPEEDA事業に参画されています。 SPEEDAでは、個別企業の業績や課題を閲覧できたり、業界のトレンド分析を見ることができたり、競合の経営指標を比較することができます。 そういったサービスを展開してきた中で、先ほどおっしゃった“非連続な情報の必要性”については、この4年半で生まれた流れなんでしょうか? そうですね。 4年前のお客様はほぼ100%大手企業でした。中小企業で導入を検討されている方は1割程度だったでしょうか。 それが、昨今事業環境が大きく変化している中で、その対応策としてSPEEDAの導入を検討される中小企業のお客様は圧倒的に増えていて、4年前の4倍以上の問合せをいただいています。

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「スタートアップ企業など、昔と比べて圧倒的に中小企業のお客様が増えています」と山中氏

網羅性と、つながっていく情報

―そんなに!今や情報が溢れて個人が取捨選択する時代―ビジネスパーソンの意思決定を支えるために必要な情報には何が必要なんでしょうか? 2つあると思っています。 ひとつは、網羅性です。 これは、トップダウンで戦略を立て、実行していくプロセスにおいて必要になります。 自社のポジショニングを分析し、戦略を立てるため、あるいは「具体的に戦略を実行するためには情報が足りない」と思って、みなさんWEB検索しますよね。その時、みなさんは「これで全てカバーできているかな?」という不安にぶち当たるはずです。情報が網羅されていないと安心して意思決定や実行に進めない。 網羅的に情報を仕入れられることは、意思決定や戦略実行の場面で非常に重要です。 もうひとつは、情報のつながりです。 ビジネスは必ずしも綺麗な戦略を描けば成せるものではありません。ひょんなことから、興味を持ちが湧いて、深堀りしているうちにビジネスになっていくというのが現場のリアルだと思います。 ニュースを読んでいて「これは面白いな」と思った時に、そこで終わらない。そこから関連する情報に次々つながっていけることができると凄く便利ですよね。 そうやって思考を止めないことが、視野を広げ、新しいビジネスにつながっていく。情報がつながっていくことは大きな価値になります。

―“ビジネスパーソンの意思決定を支える情報”という意味では、M&Aの現場でも活用されそうです! 十分な情報を入手できることで、M&Aについても自分たちで仮説・検証ができるようになります。 例えば、買い手企業には多くの案件が持ち込まれますよね。その案件が自社の戦略に合っているのかどうか、検証するプロセスにおいては、案件の業界展望やそこから関連する世界経済の動きなど、膨大な情報が必要になります。 一方で、M&Aは時間との勝負ですから、早く情報を入手しなければならない。オンラインの情報サービスの優位性はそこで、リアルタイムで情報を入手してその場で検討できるというのは、時間のロスを防ぐことができます。 案件を提案されたときに「一度会社に持ち帰ります」というのと、その場で情報を調べて「これはどうなっているの?」と質問できるのとでは、1日以上の差が出ますから。

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SPEEDA事業 執行役員COO 山中祐輝様

成長ストーリーを持っている会社を応援したい

また、スタートアップ企業がエクイティ・ストーリーを描くときにSPEEDAが活用されているケースもあります。 「こんな風に顧客開拓をしていきます」 「こんな風に領域を広げ、成長していきます」 という未来を描くときに、SPEEDAのように網羅的に比較検討できる情報プラットフォームが必要とされつつあります。 上場後の財務ストーリーについても、投資家とのコミュニケ―ション上、他の上場企業との比較が必要となることが多く、活用いただいています。 自社としての成長ストーリーをいかに描くか―その時必要になる情報を提供し続けることで、日本企業を応援していきたいですね。

ビジネスにおいて「ググらない」世界を目指す

―情報が成長を促す、まさにそんな時代だと思います。これからSPEEDAはどんな未来を目指していきますか? 企業が成長していくための意思決定をサポートしていきたい。それは、ずっと変わらないSPEEDAのミッションです。 なので、「SPEEDAにしかない」情報・コンテンツをもっと増やし、ワンストッププラットフォームとしての価値を高めること。 例えば、『AI』や『FinTech』など新しい領域の単語が出てきたばかりのときは、SPEEDAで出てくる情報も断片的になってしまうんですが、それをなくしたいです。 新しいチャレンジをする際に知りたい情報にすぐにたどり着き、そこからどんどん色んなことを調べられ、意思決定に必要な情報がいつの間にか揃っている。 スピード感をもって全ての情報がつながり網羅される情報プラットフォームを作りたいですね。

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一方で、情報がそうやってどんどん溢れていけばいくほど、情報活用のリテラシーの差はできてしまいます。新しい領域の情報は特にそうですね。 また、大企業であれば研究開発部門など社内に専門家がいて、ニッチな領域や新しい領域の情報を知っている場合が多いんですが、中小企業はそうはいかない。営業を始めとする様々な実務を兼ねている方が多いですから、そういった方がビジネスの新しいトレンドをスピーディーにキャッチアップすることは難しいのが現状です。 情報リテラシーの差は、情報は溢れていけばいくほど、広がっていきます。 そこを平準化したい。 そうやって、最終的にはビジネスにおいて「ググらない」世界を作りたい―ビジネスで困ったらSPEEDAをまず検索、っていう世界が僕らの究極目標ですね。

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おしゃれで開放的なコミュニティスペースが印象的でした!

―ありがとうございました。 網羅的でつながっていく情報から、成長戦略を考えることが、成功する戦略につながっていくのかもしれません。 情報が溢れている今、自分自身の軸をしっかり持って、情報の波にしっかり乗っていくことが大事だと感じました。 もっと深い話は、2/26開催のM&Aカンファレンスにて山中様から直接聞くことができます! イベントにもぜひお越しください。
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M&A マガジン編集部

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