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チーム経営でお菓子業界に新旋風を巻き起こす
たくみやホールディングス株式会社 代表取締役 牧埜幸一 様

たくみやホールディングス株式会社 代表取締役 牧埜幸一 様

譲渡企業

たくみやホールディングス株式会社

  • 株式会社たくみや(石川県小松市):菓子類の企画・販売
  • 株式会社みつばちの詩工房(石川県金沢市):蜂蜜加工商品製造・販売
  • 株式会社笹屋昌園(京都府京都市):和菓子の製造・販売

※M&A実行当時

「投資に、愛という新技術。」というメッセージをもって中堅・中小企業の成長インフラを目指し、日本M&Aセンターと日本政策投資銀行の折半出資によって2018年1月に設立した株式会社日本投資ファンド(J-FUN)
その第一号投資案件である、たくみやホールディングス 代表取締役 牧埜幸一様に、今回のパートナーシップや今後の展望についてお伺いしました。

たくみやホールディングスは、「たくみや」を中核に「みつばちの詩工房」・「笹屋昌園」の3社が持株会社の下にぶら下がる形となっています。それぞれの会社とタッグを組むことになったきっかけを教えてください。

牧埜 たくみやは私が35歳の時に脱サラして設立した、土産菓子の企画・製造をする会社です。販売元の仕様通りに商品を作る下請けではなく、それぞれの地域における地物の素材を生かした商品を柔軟に企画・開発し、販売元に商品を提案できるメーカーとして発展してきました。一方で、インバウンドを囲い込むための製品開発などBtoCマーケットへの進出の必要性も感じていました。
ある時、地元の経営者仲間がM&Aをしたんです。その会社は目を見張る成長を遂げていました。M&Aを知ったのはその時です。そこから強い興味が湧いて情報収集を行いました。

M&Aは会社を成長させる最良の方法

牧埜 1社目は、創業80年超の業歴をもつ「みつばちの詩工房」さんをM&Aで譲り受けました。矢野社長の柔らかな人柄そのままの真面目で堅実な社風で、徹底的に素材にこだわる方針で多岐に渡る商品を開発しており、非常に魅力的に感じました。ぜひ一緒に成長していきたいと思い、たくみやグループに入っていただきました。
2社目は、創業100年を迎える京都の老舗の和菓子製造会社である「笹屋昌園」さんです。4代目の中西社長はまだ36歳と若い社長でしたが、経営者同士のシンパシーを感じました。大ヒットしている「本わらび餅 極み」など魅力的な商品もあり、グループとして財務や組織面を支え合うことで更なる成長が可能になると感じました。
M&Aは、会社を成長させるため、従業員を幸せにするための最良の方法だと思っています。2社のM&Aによって、仲間が増えていく楽しさや手応えがありましたね。

(左)みつばちの詩工房の「完熟・生はちみつ」(右)笹屋昌園の「本わらび餅 極み」グループ内での商品開発も盛んなことが特徴のたくみやグループ

(左)みつばちの詩工房の「完熟・生はちみつ」
(右)笹屋昌園の「本わらび餅 極み」
グループ内での商品開発も盛んなことが特徴のたくみやグループ

ひとり相撲の時代は終わった

会社を譲り受けて成長戦略を実現してきた中、更なる成長のパートナーとしてファンドを選んだのはなぜでしょう?

牧埜 会社が増えていくと同時に、自社グループだけでM&Aを継続することへの限界を感じ始めました。
特に“人”の面です。単独では人材が集まらないので、グループの知名度を上げて採用力を高める取り組みは必至でした。さらにこれからの時代は“情報”も重要になってくる。自社グループ単独で描く成長路線より、ファンドとの資本提携を受けたほうがはるかに大きな成長につながると確信したのです。経営者がひとり相撲をとっていても広がらない。たくみやグループは次のフェーズに入るべきだと考えたのです。

会社が成長できるなら、自分が株式を持っているかは重要ではない

J-FUNは、M&Aに関する情報やネットワークがある日本M&Aセンターと、地方企業の成長を支える使命をもった日本政策投資銀行が設立したファンドなので、たくみやグループ様が抱える人材・情報問題を解決し、更なる成長を目指すことができますね。

牧埜 J-FUNと組めば、日本M&Aセンターの情報力で新たな仲間を探してもらえるので、成長戦略の実現可能性に説得力が出てきます。同時に“仲間に入りたい”と思ってもらえるようなグループにならなければというプレッシャーもありますが(笑)。
世間ではファンドに関して“収益主義”というイメージもあるかと思いますが、実際に私がJ-FUNから提案されたのは、グループの課題を解決し共に成長を達成するための計画です。私の経営姿勢は、“仲間と一緒に成長していく”というスタイルなので、会社が成長できるなら、自分が株式を持っているかどうかは大して重要ではないと思いました。

“売る、買う”ではなく、“仲間が増える”感覚

2社譲り受け、そしてファンドに会社を譲渡しました。両方を経験された経営者はなかなかいないと思います。

牧埜 M&Aにおける両方の立場を経験しましたが、実際は“売った、買った”という感覚はなくて、“仲間が増えて、一緒に成長を目指していく”という感覚です。今回のJ-FUNの件も、オーナーという立場から退いたのではなく、J-FUNからたくみやをお預かりする立場になったと思っています。より成長意欲にドライブがかかりました。
たくみやは金沢に本社を置いていますが、地方企業という感覚を捨て、全国区で物事を考えています。グループとして成長を目指すからには、地方大会で満足していてはいけない。全国大会に出て、オリンピックを目指さないとという意識を持っています。これからはJ-FUNという強力なパートナーがいるので、お菓子業界をけん引する企業グループを目指して邁進するのみです。

「これで全国制覇を目指す仲間が揃いました!」と笑顔で語る牧埜社長。

「これで全国制覇を目指す仲間が揃いました!」と笑顔で語る牧埜社長。

<株式会社日本投資ファンドからのコメント>

株式会社日本投資ファンド 専務取締役 加納 恒典

日本投資ファンド(J-FUN)は日本M&Aセンターと日本政策投資銀行の合弁による成長戦略ファンドです。たくみやグループ様は、我々のリソースをもって成長の青写真を描ける理想の会社でした。牧埜社長が目指す“全国制覇” まで、長いお付き合いの中で一緒に成長を達成していきたいと思います。
我々は「投資に、愛という新技術。」をモットーに掲げ、会社を成長させたい経営者の方の“愛ある伴走者” を目指しています。先日、第2号案件への出資も決まりました。“ファンドと組む” ことは単に“買われて売られる” のではなく、更なる成長の可能性を拓くひとつの方法だということを多くの方に知っていただけるよう、今後も邁進してまいります。

広報誌「M&A」 vol.54
M&A vol.54

M&A成功インタビューは、
日本M&Aセンター広報誌「M&A vol.54」にも掲載されています。

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