
[M&A事例]Vol.123 将来の廃業をとりやめM&Aをして5年。新社長が入社し、安心できる体制へ
北海道留萌市で建築設備の管工事業を手掛けるハチロは、1961年の創業以来、地域に根差した事業で地元の信頼を得る会社です。2018年9月の譲渡から5年、2023年7月に会長に就任した譲渡オーナーからお話を伺いました。
譲渡企業情報
譲受企業情報
※M&A実行当時の情報
2004年8月に弊社がお手伝いをしてM&Aを実行されたお2人をお迎えし、M&Aを決意された理由や当時の心境などをお聞きしました。
藤山様: 約3年前に当事務所の幹部職員が分林社長(当社社長)にお会いした際に、子供がなく、私の後継者問題について心配してくださったことがきっかけでした。その際、会計事務所M&Aの成約事例をご紹介いただいたことなどを幹部職員から聞き、私も近い将来考えなければならないと思いました。
また、お客様からも「先生はどうするのか?」という問いかけに対し、答えに窮することがたびたびでしたし、昨今多様化する関与先のニーズに対応するためには、職員をレベルアップさせていかねばならないといった課題を抱えていました。そんな中、5年後、10年後のビジョンが描けず、会計事務所業界にかかわりの深い分林社長に相談することにしました。
松井様: 当事務所は岐阜県高山市を本拠とし、南部は岐阜市内まで関与先を保有しておりましたが、やはり今後の事務所戦略として名古屋進出を以前から考えていたこと、また、藤山先生の事務所は随分以前に一度見学させていただいたことがあり、今後ビジョンを共有し、共に発展していける素養のある事務所だと思っていたからです。
藤山様: 第一に価値観の合う先生に引継いでもらいたいと考えていました。松井先生に関しましては以前から東海地区でのご活躍を聞いておりましたし、私自身も大変好印象をもっておりました。また、一度高山の事務所にお邪魔させていただき、素晴らしい事務所であると同時に規模的にも適正であると感じました。そして何よりも、松井先生と事務所の皆様方なら、職員の能力を引き出し、さらに伸ばしていくという私のやりたかったことを引継いでいただけると確信したからです。
藤山様: 現在はひとつの社会的責任を果たせたこともあり、安心して仕事も生活もできております。また、夢であった「世界一周100日クルーズ」を果たせたのもこのお陰です。今後とも引続き松井会計、名古屋事務所発展のために貢献していきたいと考えております。
幹部様: M&A後はそれまで以上に事務所の中が明るく活気づいただけでなく、コンサル業務など付加価値の高い高度な業務にもみんなが積極的に取り組むようになりました。
松井様: 藤山会計の皆さんには、新しいことを素直に受入れていただけて、感謝しております。約1年前には新事務所に移転し、現在では名古屋事務所単独でも十分に利益が出せるようになりましたので、現在は高山本社、名古屋支社ですが、将来は名古屋が本社になるくらいのつもりで職員共々成長していきたいと考えております。
北海道留萌市で建築設備の管工事業を手掛けるハチロは、1961年の創業以来、地域に根差した事業で地元の信頼を得る会社です。2018年9月の譲渡から5年、2023年7月に会長に就任した譲渡オーナーからお話を伺いました。
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