
ソニー、スポーツ行動分析の英STATSportsを買収
ソニー株式会社(東京都港区)は、STATSportsグループ(以下:スタットスポーツ)の株式の過半数を取得することで買収し、ソニーのスポーツ事業の体制を強化する。
ソニーは、ソニーグループにおけるエンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)分野を担っている。
スタットスポーツは、アスリートのパフォーマンスおよびコンディションのモニタリングソリューションを手掛けている。
GPSや心拍計、加速度センサーを搭載したウェアラブルデバイスを含む、正確で信頼性の高いアクティビティトラッキング技術により、70以上の分析指標をリアルタイムに処理することで、コーチへ即時にフィードバックを提供している。
背景・目的
ソニーは、スポーツ事業を成長領域と位置づけ、グループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)およびKinaTrax(キナトラックス)のマーカーレス光学トラッキング技術により取得したスポーツデータの商用化に注力している。
信頼性の高い審判判定支援サービスに加えて、同じくソニーのグループ会社であるBeyond Sports(ビヨンドスポーツ)のビジュアライゼーション技術を用いた新しいエンタテインメントコンテンツの創出に活用している。
本件M&Aを通じて、ソニーは、ホークアイ等の光学トラッキング技術に加え、スタットスポーツのウェアラブルデバイスによる最先端のアクティビティトラッキング技術や分析ソリューションを活用した、総合的なアスリートのトラッキングソリューションを主要なスポーツのチームやクラブ向けに提供することを目指す。
ソニーのスポーツ事業において、パフォーマンス分析領域におけるスポーツデータの商用化と顧客基盤の拡大につなげる。







