会社売却先シミュレーション

九州フィナンシャルグループ(7180)子会社の肥後銀行、九州旅客鉄道(9142)よりJR九州フィナンシャルマネジメントの株式90%を取得

更新日:

九州フィナンシャルグループ(7180)の子会社である株式会社肥後銀行(熊本市)は、JR九州フィナンシャルマネジメント株式会社(福岡市、JFM)の株式の90%を取得することについて、JFMの株主である九州旅客鉄道(9142)と合意し、株式譲渡契約を締結した。
所有割合は90.0%となる。

JFMは商号を「JR九州FGリース株式会社」に変更する。
なお、JFMが行っているJR九州グループ向けのキャッシュマネジメントサービス事業及び財務シェアードサービス事業は、吸収分割により、JR九州子会社・JR九州ビジネスパートナーズ株式会社に承継される。

九州フィナンシャルグループは、中期経営計画において、地域総合金融機能の更なる高度化と地域産業振興機能の一層の強化を掲げている。

JFMは、九州旅客鉄道グループの金融財務サービスを担う子会社として、グループ内外へのリース・割賦事業、グループ内への財務サービス事業を展開してきた。しかし、主力のリース・割賦事業について、市場金利の低下の影響を受けて厳しい事業環境にあった。

本件M&Aにより、九州フィナンシャルグループは、グループの経営基盤強化と企業価値の更なる向上を図る。JFMは、肥後銀行の持つ金融ノウハウと顧客基盤を活用することで、更なる発展を目指す。

●今後のスケジュール
吸収分割効力発生日 2019年10月1日
株式譲渡実行日 2019年10月2日

鉄道・バス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

九州フィナンシャルグループに関連するM&Aニュース

鹿児島銀行、ICTソリューション事業のパステムソリューションズを買収

株式会社九州フィナンシャルグループ(7180)の子会社である株式会社鹿児島銀行(鹿児島県鹿児島市)は、他業銀行業高度化等会社(※)としてパステムソリューションズ株式会社(鹿児島県鹿児島市)の普通株式を100%取得し、連結子会社化することを決定した。鹿児島銀行は、銀行業を行っている。パステムソリューションズは、ICTソリューション事業を行っている。背景・目的現状、鹿児島銀行のデジタル戦略は、「自治体

深層学習アルゴリズム研究開発のTokyo Artisan Intelligence、JR九州と資本業務提携

TokyoArtisanIntelligence株式会社(神奈川県横浜市)は、九州旅客鉄道株式会社(9142、以下:JR九州)と、2025年5月30日に資本業務提携したことを発表した。TokyoArtisanIntelligenceは、深層学習アルゴリズムの研究開発、エッジAIプロダクトの開発・販売、AIエキスパート・エンジニアの育成を行っている。JR九州は、九州地方を中心として旅客鉄道等を運営し

JR九州エンジニアリング、機械部品製造業の谷口製作所を買収

JR九州エンジニアリング株式会社(福岡県福岡市)は、2024年6月6日付で有限会社谷口製作所(兵庫県小野市)の全株式を取得し子会社化した。また、2024年6月6日をもって有限会社谷口製作所を株式会社として株式会社谷口製作所に商号変更するとともに、代表取締役社長に大坪孝一氏が就任した。JR九州エンジニアリングは、鉄道車両・機械設備の保守、鉄道車両の新製・改造、建設業、製造業を行う。谷口製作所は、切削

JR九州、子会社のJR九州サービスサポートとJR九州リネンを合併へ

九州旅客鉄道株式会社(9142)は、2025年4月1日付(予定)で、連結子会社であるJR九州サービスサポート株式会社(福岡県福岡市)及びJR九州リネン株式会社(福岡県糟屋郡)の合併による会社再編を行うこととした。JR九州サービスサポートに新たにリネンサプライ事業本部を新設する。本合併は、JR九州サービスサポートを存続会社とし、JR九州リネンを吸収合併する。JR九州サービスサポートは、車両及び駅の清

JR九州、ホテル運営子会社4社を合併へ

九州旅客鉄道株式会社(9142、以下JR九州)は、100%出資するホテル運営子会社4社の合併による会社再編を2024年10月1日(予定)に行うことを発表した。合併新会社の名称は未定。対象となる子会社は以下の通り。・JR九州ホテルマネジメント株式会社(運営施設数:2)・JR九州ホテルズ株式会社(運営施設数:13)・JR九州ハウステンボスホテル株式会社(運営施設数:1)・JR九州ステーションホテル小倉

この記事に関連するタグ

「吸収分割・株式譲渡」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。この記事のポイント会社分割には新設分割と吸収分割があり、新設分割は新会社に事業を移転し、吸収分割は既存会社に事業を移転する。どちらも義務や権利が移転先に引き継がれる。会社分割のメリット

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「吸収分割・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード