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武田薬品工業(4502)、米国のがん治療薬開発・販売のARIAD社の全株式取得

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武田薬品工業(4502)とARIAD Pharmaceuticals, Inc.(マサチューセッツ州ケンブリッジ、ARIAD社)は、武田薬品がARIAD社の発行済全株式を取得し、ARIAD社を買収することで合意した。

武田薬品工業は、100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.が設立した買収目的会社Kiku Merger Co., Inc.により、ARIAD社の発行済全株式の公開買付けを行い、その後の同社とARIAD社とを合併することで本件買収を実行する。
これによりARIAD社は、武田薬品間接所有の100%子会社となる。

ARIAD社は、がん関連医薬品の研究開発、販売を行っている。白血病治療薬を販売しているほか、非小細胞肺がん治療薬も現在臨床試験段階ある。

本件により、武田薬品工業は、ARIAD社の製品を獲得するとともに、同社の研究開発能力ならびに基盤技術を活用することで、固形がん分野への拡大と血液がん分野のさらなる強化により、グローバルながん治療薬市場でのポートフォリオの拡充を目指す。

●今後のスケジュール
公開買付け期間 平成29年1月から平成29年2月
買収完了日 平成29年2月末迄

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