株価算定シミュレーション

ワタミ(7522)、中国の海航集団傘下のHMVCFBグループと合弁/子会社の持分を一部譲渡

更新日:

ワタミ(7522)および同グループの海外事業統括会社Watami International Co.Ltd(香港)は、中国大手航空会社海南航空グループを有する海航集団の一社であるHMV Cultural F&B Group limited(香港)が 100%出資する特別目的会社(HMVCFBグループ)と合弁契約を締結することを決定した。

なお、ワタミは、Watami International Co.Ltdの完全子会社である和民餐飲管理(上海)有限公司と和民餐飲(深圳)有限公司の株式を新会社に現物出資により移転する。そのうえで、Watami International Co.Ltdは、新会社への出資持分100%のうちの60%をHMVCFB グループに譲渡する株式譲渡契約を締結した。
譲渡価額は、約438百万円。
また、本件に併せてワタミおよびWatami International Co.LtdとHMVCFBグループは、中国本土におけるエリアフランチャイズ契約も締結した。

HMVCFBグループは、「HMV KAFE」など複数の飲食店を上海・北京・香港などに展開している。

ワタミグループは、中国本土において、2005年に深圳、2011年に上海に事業子会社を設立して以来、「和民」など日本食レストランの普及を進め、現在35店舗を展開している。

本件により、ワタミグループは、HMVCFBグループの親会社である海南航空グループの商業施設・空港施設など多数の集客力を有するインフラへの出店余地の拡大を見込むとともに、両社グループの得意分野を生かしながら、既存店舗の収益改善および中国ならびにアジア各地における日本食マーケットの拡大推進を目指す。

●今後のスケジュール
現物出資実行日 平成28年11月28日
株式譲渡実行日 平成28年11月30日

飲食店業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ワタミに関連するM&Aニュース

ワタミ、サブウェイ日本法人を買収

ワタミ株式会社(7522)は、マスターフランチャイズ契約の締結並びに日本サブウェイ合同会社(東京都品川区、SUBWAYJAPAN,G.K.)の持分を取得し、子会社化することを決定した。ワタミは、国内外飲食事業及び環境並びに農業事業を行っている。日本サブウェイ合同会社は、飲食店の経営、フランチャイズ方式による飲食店の経営を行っている。目的ワタミは、今回、世界的ブランドである「Subway」事業に参入

ワタミ、米SONNY SUSHIから寿司加工・卸売事業を取得

ワタミ株式会社(7522)は、2024年3月25日開催の取締役会決議に基づき、ワタミ連結子会社2社と、寿司の加工・卸売事業を展開するSONNYSUSHICOMPANY(米国ネバタ州)との間で資産の取得(以下、「本資産譲受」)に係る資産売買契約を締結した。ワタミは、国内外飲食事業及び環境並びに農業事業を行う。SONNYSUSHICOMPANYは、米国ネバダ州内において、寿司の加工・卸売事業を手掛けて

ワタミ(7522)、労働者派遣事業を運営するITbookホールディングス(1447)子会社のi-NEXTの全株式譲受

ワタミ株式会社(7522、ワタミ)は、ITbookホールディングス株式会社(1447)の子会社i-NEXT株式会社(大阪府大阪市)をワタミの子会社とする譲渡契約を締結、ワタミエージェント株式会社を設立した。ワタミは、国内外食事業、宅食事業など、多様な外食業態を展開している。ワタミは、4月13日から国内外食店舗約400店舗を休業し、休業する店舗の従業員は自宅待機となっている。緊急事態宣言が解除されて

ワタミ(7522)、ワタミ手づくり厨房白岡センターにおける食品製造販売事業を新東京デリカに承継へ

ワタミ(7522)は、ワタミ手づくり厨房白岡センターにおける食品製造販売事業を株式会社新東京デリカ(東京都港区)に、会社分割により承継させることについて基本合意書の締結を決定した。新東京デリカは、ワタミに対して940百万円の金銭を交付する。ワタミは、「手づくり感」を最大のコンセプトにおき、集中仕込みセンターである全国の「ワタミ手づくり厨房」で外食店舗、宅食営業拠点へ商品を提供している。中食市場の急

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「株式譲渡・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード