8年ぶり社長就任後初!新刊出版・著者インタビュー 竹内 直樹社長

M&A マガジン編集部

日本M&Aセンター

広報室だより
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日本M&Aセンターは、竹内直樹社長の新書籍『成長戦略型M&Aの新常識 M&Aは「特別な手段」から「当たり前の戦略」へ』を2025年12月10日、日本経済新聞出版から発売しました。竹内社長に8年ぶり2冊目となる本作の魅力や想いを聞きました。

売却・買収両方の事例を紹介 「成功するM&A」を考える一冊

本作は、2017年出版の前回作『どこと組むかを考える成長戦略型M&A』をアップデートした書籍です。主な特徴は2点あり、前作ではM&Aで会社を売却する事例を中心に載せましたが、本作は売却事例に加えて、買収を重ねて成長していく譲受け企業の事例も取り入れています。また、M&Aが一般化されるなかで「成功するM&A」とは何なのかを、事例に基づいて紹介しています。

前作を出版した2017年から時代背景は大きく変わっています。当時は、「会社を売って成長するってどういうことなの?」と多くの人に聞かれました。本を持って全国をセミナーで回りましたが、参加者の皆様が不思議そうな顔で講演を聞かれていたのを覚えています。事業承継型M&Aが中心だった時代に、成長戦略をテーマにした前作を世に出したことはチャレンジングなことでした。今では状況が一変し、まさに会社を売って譲受け企業とともに成長する時代となりました。事業承継型M&Aと同じく、成長戦略型M&Aが経営者から「なるほどね」と共感してもらえる時代になったと考えています。あのとき描いたビジョンが、今、少しずつ社会に広がっているのを感じています。

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本作は、私が社長に就任してからの初めての著書です。これまでの経験と信念を本という形でまとめられたことは、個人的にもシンボリックな出来事となりました。これからの日本においてはさらに成長戦略型M&Aの必要性や重要性が高まっていくはずです。日本経済を支える中堅・中小企業が成長に舵を切っていく令和の時代に、この本が企業や経営者にとって、成長への羅針盤となれば幸せです。

「M&A戦略部」が当たり前の時代に

「はじめに」で書きましたが、5年後10年後には、中堅・中小企業も含めてどの企業にも「M&A戦略部」が存在するのが当たり前の時代になっていると思います。その背景には、後継者不在問題と成長戦略それぞれに課題があり、また今後、生産年齢人口が激減する「8割経済」が日本に到来することが大きく影響しています。自社単独のオーガニック戦略だけでは生き残れないのです。だからこそレバレッジ戦略を活用して、M&Aが戦略の一丁目一番地として必要不可欠になっていくはずです。各企業が成長戦略の手段としてM&Aを捉える時代が間違いなくやってきます。本作のタイトルにもあるように、中堅・中小企業では、これまでM&Aは「特別な手段」でしたが、これからは「当たり前の戦略」になっていきます。その潮流と現場感も踏まえた内容になっています。

大企業から零細企業までM&Aが一般化された社会では、今後、M&AはBtoCビジネスに変わっていくでしょう。経営者だけに限らず一般のビジネスパーソンにとっても、就職や転職、そして独立と数多くの選択肢にM&Aもキーファクターとなっていきます。そういった未来に安全で安心なM&A業界をつくっていくことが当社の責任でもあります。まさにパーパスにある「最高のM&Aをより身近に」を実現していくことが求められています。

カバーデザインには初めてMA★PYも登場

本作のカバーデザインは青色を基調として、日本M&AセンターグループのコーポレートキャラクターであるMA★PY(まーぴー)を取り入れました。日本M&Aセンターの中で、私が一番MA★PYを愛していると思っていますし、MA★PY広報大臣も兼任していると自負しています。本当はカバー全体に大きくとデザインしたかったですが、出版社から止められ(笑)、控えめな登場となりましたが大変うれしく感じています。MA★PYとともに最高のM&Aを運び、経営者のみなさまに、幸せをお届けしていきたいです。

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「成長戦略型M&Aの新常識」要旨

日本では生産年齢人口の減少により、「8割経済」の到来が予想され、中堅・中小企業の持続的成長が大きな課題となります。こうした環境下で、M&Aは一部の大企業だけの特別な手段ではなく、すべての企業が成長のために活用する“当たり前の戦略”として注目されています。国の支援策も充実し、M&Aは企業の未来を切り拓く正攻法となりつつあります。

本書では、業界再編・スタートアップ・第二創業など多様な事例を通じて、買い手・売り手双方の成長を実現する「成長戦略型M&A」の新しい常識と経営者が実践できるノウハウを解説しています。

本書の構成
本書の構成(目次)
【第1章】100億企業へ-経営者が常に考えるべき、成長戦略としてのM&A
【第2章】実践へのアドバイス-自社を成長させるM&A活用法
【第3章】企業事例で学ぶM&A、成功のポイント
  ①第二創業×M&A[森建設]
  ②IPO×M&A[AVILEN]
  ③業界再編×M&A[TAKUMINOホールディングス]
  ④ECスタートアップ×M&A[MOON-X]
  ⑤EXIT×M&A[無垢スタイル建築設計]

著者

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