
イーソルがMBOで非公開化へ
株式会社BCJ-110(公開買付者)は、イーソル株式会社(4420)の普通株式に対して公開買付け(TOB)を実施することを決定した。
BCJ-110は、ベインキャピタルが議決権の全てを間接的に所有する公開買付者親会社である株式会社BCJ-109の完全子会社。イーソルの株券等を所有し、その事業活動を支配・管理することを主たる目的として設立された。
イーソルは、組込みソフトウェア事業とセンシングソリューション事業を展開する企業。リアルタイムOS「eMCOS®」を中核としたソフトウェアプラットフォーム製品の開発・販売や、組込みソフトウェアのエンジニアリングサービスを手がけている。同社の製品は車載システムやFA、人工衛星、医療機器、デジタル家電などの分野で採用されている。
本件は、イーソルの代表取締役社長CEO兼CTOである権藤正樹氏が公開買付者親会社の株式を取得することで合意しており、マネジメント・バイアウト(MBO)に該当する。イーソルは本公開買付けに賛同する意見を表明し、株主に対して応募を推奨している。
買付価格は普通株式1株につき820円。本公開買付けが成立した場合、その後のスクイーズアウト手続およびイーソルによる本不応募合意株式の自己株式取得を経て、イーソルはBCJ-110の完全子会社となり、イーソル株式は上場廃止となる予定。
本取引は、短期的な業績や株価の変動にとらわれず、企業価値向上に資する施策を機動的に実施できる体制を整えることを目的としている。
イーソルは、サイバーフィジカル社会の広がりを背景に組込みソフトウェア開発市場が拡大する転換期にあり、技術者の確保や継続的な開発投資が課題となっている。ベインキャピタルは、経営人材の紹介やエンジニアの採用・育成強化を含む人的資本への先行投資に加え、規模拡大とケイパビリティ獲得を目的としたM&Aの立案から実行、PMIまでを一気通貫で支援する方針。
今後の予定:
公開買付期間:2026年9月2日から2026年10月19日まで
決済の開始日:2026年10月26日





