会社売却先シミュレーション

オムロン、電子部品事業を米カーライルに売却

更新日:

オムロン株式会社(6645)は、同社のデバイス&モジュールソリューションズカンパニーが営む事業(以下:DMB)を、The Carlyle Group(関係会社及びその他の関連事業体を含め、以下:カーライル)が設立するTCG2601株式会社(以下:本SPC①)の完全子会社であるTCG2602株式会社(以下:本SPC②)に譲渡することを決定した。

同社は、2025年9月19日付で「デバイス&モジュールソリューションズビジネス(電子部品事業)の分社化の検討開始に関するお知らせ」を公表していた。

オムロンは、電気機械器具の製造及び販売等を行っている。
カーライルは、米投資ファンド。日本市場における事業活動を継続的に拡大し、本邦での豊富な投資実績を通じて深い経験と知見を蓄積している。

概要

  1. オムロンの子会社であるオムロンデバイス株式会社(京都府京都、以下:本承継会社)に、DMBを吸収分割により承継させる。
    オムロンを分割会社とし、本承継会社を承継会社とする吸収分割の方式。
    (オムロンが保有するDMBに関連する株式及び資産等を本承継会社に承継する。)
  2. オムロングループ内において、海外各国・地域におけるオムロンのグループ会社が保有するDMBに関連する株式及び資産等の譲渡を実施する。
    (海外各国・地域におけるオムロンのグループ会社が保有するDMBに関連する株式・持分及び資産等についても、本承継会社又は本承継会社が新設予定の海外子会社(海外承継会社)に対し承継させることを予定している。)
  3. 本承継会社の全株式を本SPC②に譲渡する。
  4. 株式譲渡後にオムロンは、本SPC①に対し、オムロンの株式保有割合が5%となるよう本出資を行う予定。

分割する部門の事業内容

EV・モビリティやエネルギーインフラ、家電製品、産業機器等の幅広い業界の顧客向けにリレー、スイッチ、コネクターを製造・販売

株式の状況

①本承継会社
本株式譲渡前のオムロン所有株式数:未定(オムロン議決権所有割合100%)
譲渡株式数:未定
譲渡事業価値:81,000百万円
本株式譲渡後のオムロン所有株式数:0株(オムロン議決権所有割合0%)

②オムロンリレーアンドデバイス株式会社
本株式譲渡前のオムロン所有株式数:600,000株(オムロン議決権所有割合100%)
譲渡株式数:600,000株
本株式譲渡後のオムロン所有株式数:0株(オムロン議決権所有割合0%)
※本株式譲渡により異動が生じる子会社。

③OMRON ELECTRONIC COMPONENTS (SHENZHEN) LTD.
本株式譲渡前のオムロン所有持分:100%(オムロン議決権所有割合100%)
譲渡持分:100%
本株式譲渡後のオムロン所有持分:0%(オムロン議決権所有割合0%)
※本株式譲渡により異動が生じる子会社。

日程

本吸収分割の効力発生日:2026年7月1日(予定)
本株式譲渡実行日:2026年10月1日(予定)

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