
サッポロHD、酒類の製造・販売子会社のサッポロビールを吸収合併
サッポロホールディングス株式会社(2501、以下:サッポロHD)は、完全子会社であるサッポロビール株式会社(東京都渋谷区)を合併することを決定した。サッポロHDを存続会社、サッポロビールを消滅会社とする吸収合併方式。
また、本合併によりサッポロHDは、純粋持株会社から事業持株会社に移行する予定であり、グループの中核を担うサッポロビールの事業内容を円滑に承継するため、商号を「サッポロビール株式会社(英文:SAPPORO BREWERIES LIMITED)」へ変更する。
サッポロHDは、ビールメーカーや清涼飲料水メーカーを傘下に持つ持株会社。
サッポロビールは、酒類の製造・販売を行っている。
背景・目的
サッポログループは、2003年7月に純粋持株会社体制へ移行し、酒類、飲料、不動産、外食の各事業における自主独立したスピード経営の実現と収益性の向上を目的とした経営を推進してきた。
この体制下において、酒類事業の強化に加え、食品飲料事業や海外事業の戦略的展開を進め、一定の成果を上げることができた。
しかしながら、国内外の社会・市場環境が大きく変化する中、2026年に迎える創業150周年とその先を見据えた持続的成長を実現するためには、収益性の向上と、分散した経営資源の集中が不可欠であるとの結論に至った。
サッポログループは、創業以来の強みを活かし、「国内外の酒類事業を中核とし、成長分野に経営資源を集中する」という中長期方針のもと、持続可能な成長を支える最適な組織形態として事業持株会社体制への移行を決定した。
新体制においては、経営資源の集中、経営効率の向上、ガバナンス強化、経営スピードの加速を図っていく。
日程
効力発生日:2026年7月1日(予定)
商号変更日:2026年7月1日(予定)





