会社売却先シミュレーション

シャープ、傘下のAIoTクラウドを合併

更新日:

シャープ株式会社(6753)は、完全子会社である株式会社AIoTクラウド(東京都江東区、以下:AIoTクラウド社)を合併することを決定し、同社と合併契約を締結した。シャープを存続会社とする吸収合併方式で、AIoTクラウド社は解散する。

なお、現時点においてAIoTクラウド社は債務超過の状態ですが、本合併に先立ち、シャープがAIoTクラウド社に対して有する債権の一部を放棄し、債務超過状態を解消した後に合併する予定。

シャープは、電子通信機器・電気機器及び電子応用機器全般・電子部品の製造・販売等を行っている。
AIoTクラウド社は、クラウドサービス及びデータ利活用によるリカーリングビジネスに特化し事業展開している。

目的

シャープの経営資源の活用によるAIoTクラウド社の売上成長の加速、並びにAIoTクラウド社の開発人材及び顧客基盤を活用したシャープのスマートワークプレイスビジネスグループにおけるソリューション事業の拡大に繋げる。

日程

実施予定日( 効力発生日):2025年7月1日(予定)

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

シャープに関連するM&Aニュース

シャープ、カメラモジュール製造の連結子会社をFullertain社に譲渡へ

シャープ株式会社(6753)は、鴻海精密工業股份有限公司(台湾、以下:鴻海社)の子会社であるFullertain社へ、カメラモジュールを製造する連結子会社SAIGONSTECCO.,LTD.(ベトナム)を譲渡することを決定した。目的シャープは、ブランド事業を中心とした事業体への変革を進めており、また、投資負担の大きいデバイス事業については、事業構造改革を進めつつ、他企業と連携していく方針としている

シャープ、パイオニアとの合弁会社の保有株式を同社に譲渡し合弁解消へ

シャープ株式会社(6753)は2024年3月13日、パイオニア株式会社(6773)との合弁会社であるパイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社(東京都文京区、以下「PDDM社」)の株式をPDDM社に譲渡し、合弁を解消することとして、パイオニア社と合意した。合弁解消の理由シャープとパイオニアは、両社が保有する光ディスク関連の経営リソースを活用して事業を拡大すべく、2009年6月に

シャープの中国孫会社、東芝の中国子会社の東芝杭州を買収

シャープ株式会社(6753)の孫会社である玳能科技(杭州)有限公司(中国、以下「DBH社」)は、東芝杭州有限公司(中国、以下「TOH社」)の持分を取得し、DBH社の子会社とすることについて決定した。TOH社は、東芝杭州工業団地に設立する事業会社に対する管理サービス及び管理コンサルティングを行う。・持分取得の理由TOH社は、シャープが2018年10月1日付にてDynabook株式会社を子会社化した際

シャープ、連結子会社カンタツを永輝商事に譲渡へ

シャープ株式会社(6753)は、連結子会社であるカンタツ株式会社(東京都品川区)を株式会社永輝商事(東京都品川区)に譲渡することを決定した。これにより、カンタツおよび同社子会社でシャープの特定子会社である平湖康達智精密技術有限公司(中国浙江省)の異動が生じる。シャープは、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売等を行っている。カンタツおよび平湖康達智精密技術有限公司は、

シャープ、子会社を通じ車載カメラ事業のFIT ELECTRONICS DEVICE PTE. LTD.の株式を追加取得、完全子会社化へ

シャープ株式会社(6753)の子会社シャープディスプレイテクノロジー株式会社は、FITELECTRONICSDEVICEPTE.LTD.(シンガポール、以下FITED)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。FITEDはシャープの孫会社となる。シャープは、日本の大手電機メーカー。電気通信機器・電気機器・電子応用機器全般、ならびに電子部品の製造・販売等を行っている。シャープディスプレイテクノロ

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併・グループ内再編」に関連するコラム

合併とは?買収との違い、種類、メリット、デメリット、手続き、注意点を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類、メリット、デメリット、手続き、注意点を解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード