第一生命HDと丸紅、国内不動産事業を統合へ

更新日： 2025年02月28日

第一生命ホールディングス株式会社（8750、以下：第一生命HD）と、丸紅株式会社（8002）は、国内不動産事業を統合することを発表した。

第一生命HDは、不動産事業関連のグループ会社を通じて、住宅分野を中心とした開発・所有賃貸事業、第三者資金の運用を担うアセットマネジメント事業、オフィスから住宅までの広範な分野をカバーするプロパティマネジメント事業を一体運営している。

丸紅は、輸出入（外国間取引を含む）及び国内取引のほか、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を行っている。

内容

丸紅を吸収分割会社とし、丸紅の連結子会社である丸紅都市開発株式会社（東京都千代田区、以下：丸紅都市開発、又は：本JV 会社）を吸収分割承継会社とする吸収分割により、丸紅の社会産業・金融グループ金融・リース・不動産本部国内不動産事業部で行う国内不動産開発・所有賃貸事業（以下：国内開発・所有賃貸事業）及び、丸紅の不動産アセットマネジメント及びプロパティマネジメント事業を担う一部の子会社の株式（丸紅の海外不動産事業及び丸紅の完全子会社ではない不動産関連事業子会社は承継対象外）を本JV 会社に承継する。
本JV 会社を株式交付親会社、第一生命リアルティアセットマネジメント株式会社（東京都千代田区、以下：DLR）、第一生命HDの非連結子会社である相互住宅株式会社（東京都品川区）及び株式会社第一ビルディング（東京都品川区）の3社を、それぞれ株式交付子会社とする株式交付を実施することにより、シナジーが見込まれる両社それぞれの不動産事業（以下：本事業）を丸紅都市開発の下に統合して、丸紅都市開発を両社が50％ずつ出資する中間持株会社とする。（新たな商号は効力発生予定日までに決定する予定。）（以下：本事業統合）

目的

両社は協業体制の構築に向けた協議を進める中、不動産事業分野における事業基盤を活用した新たな価値創造を行うパートナーシップを構築し、両社が有する不動産事業分野における経営資源及びノウハウを活用することにより、スケールメリットの創出、事業領域の相互補完、事業運営効率の改善等を実現することが、両社の企業価値向上につながるとの認識で一致した。

本事業統合により、国内不動産開発・所有賃貸事業、アセットマネジメント及びプロパティマネジメント事業に渡る不動産バリューチェーンを構築し、新たな価値創造と収益基盤の強化を図る。

本事業統合の対象事業

事業領域	第一生命HD	丸紅
アセットマネジメント事業	DLR	丸紅リートアドバイザーズ株式会社丸紅アセットマネジメント株式会社
不動産開発・所有賃貸事業	相互住宅	丸紅の国内開発・所有賃貸事業丸紅都市開発
プロパティマネジメント事業	第一ビルディング	丸紅リアルエステートマネジメント株式会社

日程

両社における本統合契約及び本株主間契約の締結の承認・決定：2025年2月28日

本統合契約及び本株主間契約の締結：2025年2月28日

本吸収分割に係る吸収分割契約の締結の承認：2025年2月28日

本吸収分割に係る吸収分割契約の締結:：2025年2月28日

本事業統合（本吸収分割、本株式交付及び本JV会社分割）の効力発生日：2025年7月1日（予定）