株価算定シミュレーション

東京ガス、GHPを主とした各種サービス事業を熱供給事業子会社へ承継

更新日:

東京瓦斯株式会社(9531、以下:東京ガス)は、GHP※を主とした各種サービス事業を会社分割によって、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(東京都港区)に承継させることを決定した。

東京ガスを分割会社とし、東京ガスエンジニアリングソリューションズを承継会社とする吸収分割方式。

東京ガスは、ガス事業等を行っている。

東京ガスエンジニアリングソリューションズは、熱供給事業等を行っている。

※GHP:ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、高効率の冷暖房を実現する空調システム。

背景・目的

東京ガスは、2022年度のホールディングス型グループ体制への移行に伴い、法人向け(BtoB)分野のソリューション事業を東京ガスエンジニアリングソリューションズに集約し、同社と分散していた営業関連リソースを一体化することにより、ソリューションの全国展開強化を進め、BtoB分野の利益最大化を志向してきた。

この度、本事業の東京ガスエンジニアリングソリューションズへの集約にむけた準備が整ったため、本会社分割により同社に承継させることとした。

分割する事業内容

GHPを主とした各種サービス事業

日程

吸収分割決議日    :2024年11月14日
吸収分割契約締結日  :2024年11月14日
吸収分割契約効力発生日:2025年4月1日(予定)

電気・ガス・水道業界のM&A・事業承継の動向はこちら

東京瓦斯に関連するM&Aニュース

東京ガス、米のガス開発・生産事業のTGNR TVLを同国Grayrock Energy Ⅳへ売却

東京瓦斯株式会社(9531、以下:東京ガス)は、100%出資子会社東京ガスアメリカ社が出資するTGNaturalResourcesLLC(米国テキサス州、以下:TGNR)が、その子会社であるTGNRTVLLLC(米国テキサス州、以下:TVL)の全持分をGrayrockEnergyⅣ,LLC(米国テキサス州、以下:Grayrock)へ譲渡することを決定した。TVLは、ルイジアナ州におけるヘインズビル

東京ガス、住宅設備機器の卸売会社のヨコヤマを買収

東京ガス株式会社(9531)は、株式会社ヨコヤマ(東京都品川区)の全株式を取得し、子会社化した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。ヨコヤマは、住宅設備機器の卸売・住宅設備機器の施工を行っている。在庫保有・自社配送の機能を備えている。目的本件M&Aは、ソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」の家庭向けソリューション拡大策

東京ガス、フィンランドのPuhuri Oyから陸上風力発電事業を買収

東京ガス株式会社(9531)は、100%出資子会社のTGノルディック社とデンマークのイービー社で共同出資するトービー・リニューアブルズ社(デンマーク)を通じて、PuhuriOy(フィンランド)より陸上風力発電事業(以下:本事業)を取得し、本事業に参画した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。トービー・リニューアブルズ社は、デンマークを含む北欧

東京ガス、袖ケ浦発電所における発電事業を東京ガスコルザパワーに承継

東京瓦斯株式会社(9531、以下:東京ガス)は、東京ガスが営む袖ケ浦発電所における発電事業(以下:本事業)に関わる資産及び本事業に関する権利義務を会社分割によって、完全子会社である株式会社東京ガスコルザパワー(東京都港区、以下:コルザパワー)に承継させることを決定し、同社との間で吸収分割契約を締結した。東京ガスを分割会社とし、コルザパワーを承継会社とする吸収分割方式。東京ガスは、都市ガス事業の最大

東京ガス、業務用ビル向けの中央監視システムBAS設計のトラストエンジを買収

東京ガス株式会社(9531)は、株式会社トラストエンジ(東京都豊島区)の発行済み株式の100%を取得し、子会社化した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。トラストエンジは、業務用ビル向け中央監視システム(ビルオートメーションシステム、以下:BAS)の設計から導入、保守を手掛ける計装工事会社。技術力、ノウハウを強みに、Joyシリーズ(以下:Jo

この記事に関連するタグ

「吸収分割・会社分割・グループ内再編・事業承継」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。この記事のポイント会社分割には新設分割と吸収分割があり、新設分割は新会社に事業を移転し、吸収分割は既存会社に事業を移転する。どちらも義務や権利が移転先に引き継がれる。会社分割のメリット

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

事業承継のタイミングとは?最適なタイミングを見極める際のポイント

事業承継
事業承継のタイミングとは?最適なタイミングを見極める際のポイント

事業承継は、多くの経営者にとって避けて通れない大きな課題です。承継のタイミングを誤ると、経営混乱や企業価値の低下など深刻なリスクを招きかねません。一方で、経営・業績が安定し、後継者の準備が整っている時期であれば、スムーズに事業承継を実現できるでしょう。本記事では、事業承継の最適なタイミングを見極めるポイントや、判断を誤った場合のリスク、専門家に相談すべき時期について解説します。この記事のポイント事

事業承継・M&A補助金とは?対象者やメリット、申請方法を解説【最新】

事業承継
事業承継・M&A補助金とは?対象者やメリット、申請方法を解説【最新】

中小企業や個人事業主にとって、後継者不足や経営資源の分散は深刻な課題です。国が支援する「事業承継・M&A補助金」は、そのような課題を解決する制度として注目を集めています。本記事では、事業承継・M&A補助金の創設背景や活用時のメリット、注意点、補助される事業者と経費のほか、申請の流れについて解説します。この記事のポイント事業承継・M&A補助金は、中小企業や個人事業主がM&Aや事業引継ぎにかかる費用の

中小企業M&Aの現状、目的、手法から成功のポイントまで徹底解説

M&A全般
中小企業M&Aの現状、目的、手法から成功のポイントまで徹底解説

急速に高齢化が進み、2025年問題が目前に迫る中、中小企業によるM&Aの件数は増加傾向にあります。本記事では、中小企業のM&Aの現状とその目的、用いられる手法、中小企業のM&Aを成功に導くポイントについて紹介します。また、トピックごとに公式の調査データや事例も交え、より実践的で信頼できる情報をわかりやすく解説しますこの記事のポイント中小企業のM&Aが増加傾向にある背景として、経営者の高齢化による「

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード