株価算定シミュレーション

不二製油グループ本社、子会社の不二製油を吸収合併

更新日:

不二製油グループ本社株式会社(2607)は、2024年5月23日開催の取締役会において、不二製油グループ本社の完全子会社である不二製油株式会社(大阪府泉佐野市、以下「(現)不二製油」)を、2025年4月1日(予定)を効力発生日として吸収合併することを決議した。不二製油グループ本社を存続会社、(現)不二製油を消滅会社とする吸収合併方式。

また、2024年6月27日開催予定の定時株主総会において、不二製油グループ本社の商号の変更等に伴う定款の一部変更を議案として付議することを決議した。

これにより、不二製油グループ本社は、本定時株主総会で定款の一部変更が承認されることを条件として、2025年4月1日付(予定)で商号を「不二製油株式会社(FUJI OIL CO., LTD.)」に変更する予定である。

不二製油グループ本社は、グループ戦略立案および各事業会社の統括管理を行っている。

不二製油((現)不二製油)は、植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材の事業に関する食品の開発製造販売を行う。

本合併の目的

コロナ禍以降の世界的な経済・社会環境の急激な変化や、地政学リスクの高まり等によって、サプライチェーン全体に及ぶ課題や、サステナビリティへの対応強化等、事業毎に対応を精査・検討し、より迅速に推進する必要性が高まっている。

このような事業環境の変化に対し、これまでに培った財務経理やESG 等の機能軸による事業管理の強化は継続しつつ、事業軸において人材をはじめとする経営資源の一元管理、最適配分を行い、事業戦略を推進・強化することを目的に、事業持株会社制に移行することとした。

商号変更の理由

本合併により、不二製油グループ本社は純粋持株会社から事業持株会社に移行する予定であり、事業会社として(現)不二製油が営んできた事業内容を円滑に継承するために、商号を「不二製油株式会社(FUJI OIL CO., LTD.)」へ変更する。

日程

取締役会決議日     :2024年5月23日
合併契約締結日     :2024年5月23日
実施予定日(効力発生日):2025年4月1日(予定)
商号変更日       :2025年4月1日(予定)

合併スキーム

食品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

不二製油グループ本社に関連するM&Aニュース

不二製油、伊藤忠商事傘下のフランス食用油メーカーを買収

不二製油株式会社(2607)は、PROVENCEHUILESS.A.S(フランス)の全株式を取得し、完全子会社とすることを決定した。不二製油は、植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材の事業における開発及び製造販売を行っている。2025年4月1日より事業持株会社制へ転換し「不二製油株式会社」としてスタートした。PROVENCEHUILESは、植物性油脂(高オレイン酸ひまわり油等

不二製油、北米油脂事業会社を完全子会社化

不二製油グループ本社株式会社(2607)は、連結子会社であるFUJISPECIALTIES,INC.(米国デラウェア州)が、株式の80%を保有するFUJIOILINTERNATIONALINC.(米国デラウェア州、以下:FII)について、株式の追加取得により完全子会社化することを決定した。不二製油グループは、植物性油脂や業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材などの開発・生産・販売を中心に

不二製油グループ本社のシンガポール子会社、マレーシアのJohor Plantations Group Berhadと合弁会社を設立

不二製油グループ本社(2607)は、2024年1月25日、会社法第370条及び当社定款第26条(2)による決議(取締役会の決議に代わる書面決議)によって、連結子会社であるFUJIOILASIAPTE.LTD.(シンガポール:以下、「FOA」)において、マレーシアのパーム油・パーム核の製造会社JohorPlantationsGroupBerhad(マレーシアジョホール州:以下、「JPG」)と持続可能

不二製油グループ本社、インド子会社3F FUJI FOODS PRIVATE LIMITEDの株式を譲渡

不二製油グループ本社株式会社(2607)は、非連結子会社である3FFUJIFOODSPRIVATELIMITED(インド・テランガーナ州)の発行済み株式のうち、不二製油グループ本社及び完全子会社のFUJIOILASIAPTE.LTD.の保有する全株式について、IFFCOSINGAPOREPTE.LTD.(シンガポール)及びIFFCO(S.E.A)SDNBHD.(マレーシア・クアラルンプール)に譲渡

丸大食品(2288)、不二製油グループ本社(2607)の子会社で「神戸プリン」や「らくらくホイップ」販売のトーラクの全株式取得

丸大食品株式会社(2288)は、不二製油グループ本社株式会社(2607)との間で、不二製油グループの連結子会社であるトーラク株式会社(兵庫県神戸市)の発行済株式の全てを取得する株式譲渡契約を締結した。取得価額は1,200百万円、トーラクは不二製油グループ本社の連結子会社に該当しなくなる。丸大食品は、ハム・ソーセージ、調理加工食品の製造・販売、食肉の加工・販売、保険代行事業等を行っている。トーラクは

この記事に関連するタグ

「吸収分割・合併・持株会社」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。この記事のポイント会社分割には新設分割と吸収分割があり、新設分割は新会社に事業を移転し、吸収分割は既存会社に事業を移転する。どちらも義務や権利が移転先に引き継がれる。会社分割のメリット

合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

M&A全般
合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

ホールディングス化とは?主なパターン、メリット・デメリットをわかりやすく解説

経営・ビジネス
ホールディングス化とは?主なパターン、メリット・デメリットをわかりやすく解説

ホールディングス化は、企業が持続的な成長や組織再編を行う際の選択肢の一つです。本記事では、ホールディングス化の概要や種類、メリット・デメリットなどについて解説します。この記事のポイントホールディングス化は、経営資源の最適化や迅速な意思決定を図る企業形態であり、600社以上の上場企業が採用している。メリットには経営の効率化、リスク分散、M&Aや事業承継の準備が含まれるが、デメリットとして管理コストの

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード