株価算定シミュレーション

関電エネルギーソリューション、大東建託へバイオマス発電事業を譲渡

更新日:

大東建託株式会社(1878)は、関西電力グループの株式会社関電エネルギーソリューション(大阪府大阪市)、兵庫県森林組合連合会(兵庫県神戸市)と、間伐材を燃料にした朝来バイオマス発電所(兵庫県朝来市)とbe材供給センター(同市)の事業譲渡契約を締結した。

大東建託は、建物賃貸事業の企画・建築、不動産の仲介・管理、およびガス供給などの関連事業を行う。

関電エネルギーソリューションは関西電力グループの中核企業として、地域熱供給サービス、ESCOサービス、エネルギーマネジメントサービス(エネルギー診断、エネルギー管理支援)、ガス・燃料油販売、電気保安サービス(電気設備保安管理、電気設備の設計・施工、設備管理)、発電事業、電力供給サービスの提供等を行う。

朝来バイオマス発電所は、発電所を関西電力グループが、燃料供給センターを兵庫県森林組合連合会が運営し、官民連携での林業の活性化などを目的とし2016年12月に運転を開始した。

しかし木材価格高騰の影響を受け、燃料の木材チップの確保が困難となり、供給を担う兵庫県森林組合連合会が事業撤退を申し入れ、2022年12月24日に発電を停止していた。

この度、大東建託が事業譲渡契約先に決定したため、来年度中の再稼働を目指し、事業譲渡に向けた具体的な調整を進める予定。

不動産開発・流通・賃貸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

大東建託に関連するM&Aニュース

大東建託、アスコットへのTOBが成立で連結子会社へ

大東建託株式会社(1878)による、株式会社アスコット(3264)の公開買付け(TOB)が、2025年3月18日をもって終了した。応募株券等の総数(129,972,900株)が買付予定数の下限(91,736,700株)以上となったため成立している。アスコットは、東京証券取引所スタンダード市場に上場しているが、所定の手続を経て上場廃止となる見込み。また、本公開買付けの結果、2025年3月26日(本公

大東建託、バイオマス発電所の一戸フォレストパワーを買収

大東建託株式会社(1878)は、株式会社フジコーの完全子会社である株式会社一戸フォレストパワー(岩手県一戸町)の全保有株式を譲り受ける。一戸フォレストパワーは、2025年度から大東建託のグループ会社としてバイオマス発電所の営業運転を開始する予定。大東建託は、土地活用に関する提案や、マンションやアパートの建設業務などを行っている。背景・目的大東建託はRE100に加盟し、2040年までに事業活動で消費

大東建託、アスコットへTOB実施へ

大東建託株式会社(1878)は、株式会社アスコット(3264)の株券等を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。アスコットは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、アスコットは上場廃止となる見通し。大東建託グループは、建設事業、不動産賃貸事業、不動産開発事業などを行っている。アスコットは、賃貸マンション開発、分譲マンション開発、オフィス開発などの事業を展開している。目的開発エ

大東建託、子会社のハウスコムを株式交換により完全子会社化

大東建託株式会社(1878)及びハウスコム株式会社(3275)は、大東建託を株式交換完全親会社、ハウスコムを株式交換完全子会社とする株式交換を実施することを決定した。また、本株式交換の効力発生日(2025年2月1日(予定))に先立ち、ハウスコムの普通株式は、2025年1月30日に株式会社東京証券取引所スタンダード市場において上場廃止(最終売買日は2025年1月29日)となる予定。大東建託は、建物賃

大東建託パートナーズ、不動産会社向けのシステム開発を行うセイルボートを子会社化

大東建託パートナーズ株式会社(東京都港区)は、2月17日、株式会社セイルボート(広島県広島市)の発行済み全株式を取得し、子会社化した。大東建託パートナーズは、大東建託株式会社(1878)のグループ会社。アパート、マンションの管理総合的なビル運営管理を行っている。また、住まいに関する手続きや、物販、生活に役立つコンテンツ配信など、デジタル技術を活用したプラットフォーム「ruum(ルーム)」を運営して

この記事に関連するタグ

「事業譲渡・カーブアウト」に関連するコラム

事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

事業売却は、企業が特定の事業部門や資産を他の企業に譲渡するプロセスであり、戦略的な再編成や資金調達の手段として広く利用されています。この手法は、企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されます。本記事では、事業売却のメリットやデメリット、手続きについてご紹介します。この記事のポイント事業売却の目的は資金調達、事業ポートフォリオの見直し、事業承継な

スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

経営・ビジネス
スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

スピンアウトとは?スピンアウトとは、企業が特定の子会社や事業を切り離し、新たな会社として独立させる言葉として、ビジネスの場面で用いられます。親会社との資本関係を解消するため、新会社は完全な独立企業になる点が特徴です。親会社の従業員がアイデアを形にするため独立して起業する場合や、親会社が不採算事業を売却したい場合などに実行されます。国内外では、大手企業から優秀な社員がスピンアウトするケースが近年よく

「選択と集中」とは?手法やメリット・デメリット、企業事例を解説

M&A全般
「選択と集中」とは?手法やメリット・デメリット、企業事例を解説

どの企業にも強みと弱みがあります。すべての強みを伸ばしながら弱みを小さくして事業成長を図るのが理想的ですが、活用できる経営資源は限られているため、実現は難しいでしょう。そこで考えられたのが、「選択と集中」という経営戦略です。本記事では、「選択と集中」とはどのような経営戦略で、メリットとデメリットにはどういったものがあるのかを解説し、実行する際のポイントなども説明します。日本M&Aセンターは上場企業

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード