EV/EBITDA倍率
EV/EBITDA倍率とは、M&Aで企業を買収する際に、投資額を何年で回収できるかを判断するのに用いられる指標で、EV(Enterprise Value:事業価値)がEBITDA(≒営業利益+減価償却費)の何倍かで計算される。
例えば、譲渡対象企業のEBITDAが100、事業価値(EV)が1,000という案件が売りに出されていたとすると、その案件のEV/EBITDA倍率は1,000÷100=10倍となり、約10年で投資回収できる案件ということになる。
この倍率が低ければ低いほど割安であり、投資回収期間が短い案件といえる。
EBITDAとは?メリットや計算式、M&Aとの関連を解説
『EBITDA』という用語を目にされたことがある方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。長年会社経営を続けてこられてきたオーナーにおかれましても、日ごろの実務において当該用語を目にする機会はほとんど無いのではないでしょうか。実は税務のプロである税理士や監査業務をメインとしている公認会計士であっても、通常業務の中で当該用語を用いる機会は多くありません。多くの方にとって馴染みのない『EBITDA』です