
巴工業、第一実業から125kWバイナリー発電装置の事業を譲受
巴工業株式会社(6309)は、第一実業株式会社(8059)から、有機ランキンサイクル(ORC)技術(※1)を活用した125kWバイナリー発電装置(以下:125kWバイナリー発電装置)の日本国内における独占的製造権および独占的販売権を譲り受けることを決定した。
当該製造権は、バイナリー発電分野で優れた技術力を有するアクセスエナジー社製(米国カリフォルニア州、米国カルネティクス テクノロジーズ社の完全子会社)のタービン発電機を組み込んだバイナリー発電装置の組立および分解が対象となり、当該販売権は工業廃熱用途(船舶除く)および地熱用途が対象となる。
併せて、巴工業は、カルネティクス テクノロジーズ社(米国カリフォルニア州、米国アクセスエナジー社の100%親会社)と技術ライセンス契約を締結し、バイナリー発電装置の中核技術であるタービン発電機に関する技術導入を決定した。
巴工業は、遠心分離機を中心とする分離機器の製造販売(機械事業)、化学工業製品を中心とした先端商品の輸入販売(化学品事業)を行っている。
第一実業は、独立系の総合機械商社。現場に根ざしたエンジニアリング力を強みとしており、設備提案からアフターサービスまで、一貫したトータルソリューションを提供している。
目的
巴工業は、第一実業が2014年4月にアクセスエナジー社から取得した125kWバイナリー発電装置の製造権および販売権取得に加えて、カルネティクス テクノロジーズ社のタービン発電機コア技術を併せて導入することで、巴工業独自にタービン発電機を組立・分解・修理することが可能となるため、設計・製造・販売・アフターサービスを含めた一貫体制の構築を目指す。
巴工業では、既に30kWバイナリー発電装置を販売しているが、新たに125kWバイナリー発電装置の取り扱いを開始することで、デカンタ型遠心分離機の主力マーケットである下水焼却炉およびごみ焼却炉向け市場を中心とした需要獲得を加速させ、事業の収益拡大を図る。
日程
第一実業 契約締結(※2):2026年3月4日
米国カルネティクス テクノロジーズ社 契約締結(※2):2026年3月11日
第一実業 事業譲受完了:2026年3月31日(予定)
- (※1)通常の発電装置は外部から供給された熱で装置内の水を加熱し、発生した水蒸気でタービンを回して発電するが、ORC 技術を活用したバイナリー発電装置では、水よりも低温で蒸気になる冷媒を用いるため、通常の発電装置では利用できない低温の廃熱でも発電に活用することができる。
- (※2)事業譲受価額および技術ライセンス料は非開示とする。





