株価算定シミュレーション

塩野義製薬、UMNファーマのワクチン生産機能をシオノギファーマへ承継

更新日:

塩野義製薬株式会社(4507)は、完全子会社である株式会社UMNファーマ(秋田県秋田市)のワクチン生産機能を、吸収分割により完全子会社であるシオノギファーマ株式会社(大阪府摂津市)へ承継すると発表した。

シオノギファーマを吸収分割承継会社とし、UMNファーマを吸収分割会社とする吸収分割方式。UMNファーマは会社清算する。

UMNファーマは、バイオ医薬品の研究・開発・製造・販売を行っている。

シオノギファーマは、医療用医薬品等の製造および製造受託等を行っている。

背景・目的

UMNファーマの生産、研究およびその他関連機能をシオノギファーマに組み込み、秋田工場についてはシオノギファーマの新たなワクチン生産拠点として承継し、秋田研究所、横浜研究所、東京本社の3拠点については閉鎖する。

これにより、ワクチンの初期製法設定から治験薬製造、商用生産へのスケールアップを含めたワクチン生産体制を一元化し、機能間連携を強化していく。

UMNファーマの生産機能はシオノギファーマに承継され、のれんや無形資産などの一部資産は塩野義製薬に承継される。

効力発生日:2025年4月1日

バイオ・医薬品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

塩野義製薬に関連するM&Aニュース

塩野義製薬、子会社のシオノギファーマを吸収合併

塩野義製薬株式会社(4507)は、完全子会社であるシオノギファーマ株式会社(大阪府摂津市)を合併することを決定した。塩野義製薬を存続会社、シオノギファーマを消滅会社とする吸収合併方式。塩野義製薬は、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売及びこれらの付随業務を行っている。シオノギファーマは、塩野義製薬の医療用医薬品や治験薬などの製造を担う生産子会社。背景・目的塩野義製薬は、中期経営計画に基づき、自

塩野義製薬、JT傘下の鳥居薬品へのTOBが成立

塩野義製薬株式会社(4507)による、日本たばこ産業株式会社(2914、JT)傘下の鳥居薬品株式会社(4551)の公開買付け(TOB)が、2025年6月18日をもって終了した。応募株券等の総数(10,977,091株)が買付予定数の下限(3,342,000株)以上となったため成立している。鳥居薬品は、東京証券取引所プライム市場に上場しているが、所定の手続を経て上場廃止となる見込み。本公開買付けの結

塩野義製薬がJT傘下の鳥居薬品へTOB、JTは医薬事業から撤退へ

塩野義製薬株式会社(4507)は、日本たばこ産業株式会社(2914、JT)傘下の鳥居薬品株式会社(4551)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。鳥居薬品は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、鳥居薬品は上場廃止となる見通し。JTは保有する約55%の鳥居薬品株を、TOB成立後に塩野義製薬へ売却する。JTの医薬事業や米医薬子会社も塩野義製薬に譲渡し、本業のたばこ

塩野義製薬が中国平安保険グループとの合弁解消、2社を子会社化へ

塩野義製薬株式会社(4507)は、平安塩野義有限公司(中国上海)および平安塩野義(香港)有限公司(中国香港)の全株式を取得し、両社を完全子会社化することを発表した。塩野義製薬は、2020年7月24日に中国平安保険グループの傘下子会社2社と、塩野義製薬の子会社である塩野義(香港)有限公司との間で合弁会社設立に関する契約を締結。上海および香港で平安塩野義有限公司および平安塩野義(香港)有限公司を設立し

塩野義製薬、グローバル・バイオベンチャー・キャピタルのAN Venture Partnersと出資契約を締結

塩野義製薬株式会社(4507)は、ANVenturePartners(以下「ANV」)との間で、出資契約を締結した。塩野義製薬は、大手製薬企業として医薬品、臨床検査薬・機器の研究、開発、製造、販売等を行う。ANVは、日本発のグローバルなライフサイエンス企業の創出を目的とするベンチャー・キャピタル。日本の有する科学技術のポテンシャルを最大限に発揮するために、バイオ分野での創業や投資活動で経験豊富な日

この記事に関連するタグ

「吸収分割・事業承継」に関連するコラム

事業承継のタイミングとは?最適なタイミングを見極める際のポイント

事業承継
事業承継のタイミングとは?最適なタイミングを見極める際のポイント

事業承継は、多くの経営者にとって避けて通れない大きな課題です。承継のタイミングを誤ると、経営混乱や企業価値の低下など深刻なリスクを招きかねません。一方で、経営・業績が安定し、後継者の準備が整っている時期であれば、スムーズに事業承継を実現できるでしょう。本記事では、事業承継の最適なタイミングを見極めるポイントや、判断を誤った場合のリスク、専門家に相談すべき時期について解説します。この記事のポイント事

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

事業承継・M&A補助金とは?対象者やメリット、申請方法を解説【最新】

事業承継
事業承継・M&A補助金とは?対象者やメリット、申請方法を解説【最新】

中小企業や個人事業主にとって、後継者不足や経営資源の分散は深刻な課題です。国が支援する「事業承継・M&A補助金」は、そのような課題を解決する制度として注目を集めています。本記事では、事業承継・M&A補助金の創設背景や活用時のメリット、注意点、補助される事業者と経費のほか、申請の流れについて解説します。この記事のポイント事業承継・M&A補助金は、中小企業や個人事業主がM&Aや事業引継ぎにかかる費用の

中小企業M&Aの現状、目的、手法から成功のポイントまで徹底解説

M&A全般
中小企業M&Aの現状、目的、手法から成功のポイントまで徹底解説

急速に高齢化が進み、2025年問題が目前に迫る中、中小企業によるM&Aの件数は増加傾向にあります。本記事では、中小企業のM&Aの現状とその目的、用いられる手法、中小企業のM&Aを成功に導くポイントについて紹介します。また、トピックごとに公式の調査データや事例も交え、より実践的で信頼できる情報をわかりやすく解説しますこの記事のポイント中小企業のM&Aが増加傾向にある背景として、経営者の高齢化による「

事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

事業売却は、企業が特定の事業部門や資産を他の企業に譲渡するプロセスであり、戦略的な再編成や資金調達の手段として広く利用されています。この手法は、企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されます。本記事では、事業売却のメリットやデメリット、手続きについてご紹介します。この記事のポイント事業売却の目的は資金調達、事業ポートフォリオの見直し、事業承継な

会社の休業とは?メリットやデメリット、再開の流れを詳しく解説

経営・ビジネス
会社の休業とは?メリットやデメリット、再開の流れを詳しく解説

会社を休業するには経営者が宣言するだけでは認められず、必要な手続きを経て、初めて休業とみなされます。本記事では、会社を休業させることのメリットや注意点、手続きの流れについて解説します。この記事のポイント会社の休業手続きには、異動届出書や給与支払事務所の廃止届出書などの提出が必要である。休業のメリットには、事業再開が容易であることや、維持コストが低く抑えられることがあるが、納税義務や役員変更登記の必

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード