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日立工機(6581)株式をHKホールディングスが公開買付け(TOB)

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HKホールディングス株式会社は、日立工機(6581)の普通株式および新株予約権に対する公開買付け(TOB)を実施することを決定した。取得価額は最大で88,244,031,270円。

本件は、HKホールディングスが日立工機株式の全てを取得し完全子会社化することを企図しており、日立工機株式は上場廃止となる可能性がある。
HKホールディングスは、買付予定数の下限を所有割合66.68%としており、応募株券等の数の合計が買付予定数の下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。

日立工機の親会社である日立製作所(6501)(所有割合40.25%)および日立アーバンインベストメント(所有割合10.90%)は、所有する日立工機株式の全てを本公開買付けに応募することに合意している。

HKホールディングスは、Kohlberg Kravis Roberts & Co. L.P.(KKR)に属する投資ファンド・KKR HK Investment L.P.がその発行済株式を全て所有し、日立工機の管理を目的として設立された。
KKRは、大企業からの子会社・事業部門の切り離し・独立支援に注力している。

日立工機は、世界各国において電動工具等の製造販売を展開している。近年では製品のコードレス化およびIoTの流れへの対応が課題となっている。

本件により、KKRは、日立工機の優れた技術開発力と、KKRのグローバルリソース・ノウハウを掛け合わせることで、日立工機の事業成長基盤を強化し、顧客満足と企業価値の向上を目指す。

●今後のスケジュール
買付け等の期間 平成29年1月30日から3月22日

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