会社売却先シミュレーション

宇部興産(4208)と三菱ケミカルHD(4188)傘下の三菱ケミカル、共同新設分割によりリチウムイオン二次電池用の電解液事業を統合

更新日:

宇部興産株式会社(4208)は、三菱ケミカルホールディングス(4188)の子会社三菱ケミカル株式会社(東京都千代田区)と共同新設分割により新設する合弁会社に、宇部興産及び三菱ケミカルそれぞれのリチウムイオン二次電池用をはじめとする電解液事業を承継させることを決定し、合弁契約書を締結した。
会社分割の効力発生日における合弁新社の発行済株式にかかる持株比率は、三菱ケミカル80%、宇部興産20%となる。

宇部興産は、化学、建設資材、機械等に関する事業を行っている。

三菱ケミカルは、石化、炭素、MMA、高機能ポリマー、高機能化学、情電・ディスプレイ、高機能フィルム、環境・生活ソリーション、高機能成形材料、新エネルギー等に関する事業を行っている。

本件により両社は、提携をさらに拡大し、相乗効果による製品開発力の向上並びに購買、生産及び販売体制の効率化による経営基盤の強化を図るとともに研究開発を統合し、両社の持つ知的財産・技術開発力を一体化することで 、国内外における競争力をさらに高める。

・今後のスケジュール
共同新設分割計画書合意日 2020年7月31日
本会社分割の効力発生日 2020年10月1日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

UBEに関連するM&Aニュース

三菱ケミカルG、田辺三菱製薬を5100億円で米べインに売却

三菱ケミカルグループ株式会社(4188)は、連結子会社である田辺三菱製薬株式会社(4508)を、BainCapitalPrivateEquity,LP(以下:ベインキャピタル)が投資助言を行う投資ファンドが間接的に株式を保有する特別目的会社である株式会社BCJ-94(東京都千代田区)の傘下に異動することを決定した。これに伴い、田辺三菱製薬並びに、同社の子会社であり三菱ケミカルグループの孫会社である

UBE、独LANXESS社のウレタンシステムズ事業を買収

UBE株式会社(4208)は、LANXESSDeutschlandGmbH(ドイツ、以下:LANXESS社)のウレタンシステムズ事業の買収を発表した。ウレタンシステムズ事業を営む直接出資の子会社9社(間接出資含め11社)の全株式を取得する。買収額は約460百万ユーロ(約736億円)、関係当局の承認を取得した上で2025年前半の買収を目指す。UBEは、ナイロン樹脂などの化学品や、建築資材などの製造・

三菱ケミカルグループ、トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却

三菱ケミカルグループは、トリアセテート繊維事業を株式会社GSIクレオス(8101)へ譲渡することで同社と合意し、最終契約書を締結した。三菱ケミカルグループは、機能商品、素材他を扱う。GSIクレオスは、各種糸・生地、インナー・アウター製品などの繊維事業、機械・化学品・ホビー商材・半導体関連商材・カーボンナノチューブなどの工業製品事業を行う。背景および目的三菱ケミカルグループは、グローバルな主要トレン

三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、アルガトロバン事業をフランスEthypharmに譲渡

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、欧州における選択的抗トロンビン剤「アルガトロバン水和物」(以下「アルガトロバン※」)事業をEthypharm(フランス・パリ)に譲渡する契約を2024年6月13日に締結した。田辺三菱製薬は、医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。Ethypharmは、欧州にて、病院・中枢神経系(重度の痛みや依存症)・内科を中心に、医療用

大日本印刷とUBE、合弁会社にて協業開始

大日本印刷株式会社(7912、以下「DNP」)と、UBE株式会社(4208、以下「UBE」)は、素材分析における新たな価値創出を目指し、2024年4月より合弁会社にて協業を開始することに合意した。DNPはUBEのグループ会社で有機、無機および高分子化合物の分析を行う株式会社UBE科学分析センター(東京都港区、以下「USAL」)の発行株式66.625%の株式取得を通じて、UBEと共同でUSALを運営

この記事に関連するタグ

「新設分割・会社分割」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。この記事のポイント会社分割には新設分割と吸収分割があり、新設分割は新会社に事業を移転し、吸収分割は既存会社に事業を移転する。どちらも義務や権利が移転先に引き継がれる。会社分割のメリット

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード