M&Aニュース

三井化学(4183)、アーク(7873)をTOB

更新日:

三井化学(4183)の完全子会社である株式会社エムシーインベストメント01(東京都港区)は、アーク(7873)の普通株式並びにB種優先株式を金融商品取引法による公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

エムシーインベストメント01は、本TOBの実施を目的として設立された。

三井化学及びエムシーインベストメント01は、アークを子会社化することを目的としており本TOBによるアーク株式の上場廃止は企図していないが、本公開買付けの結果次第では上場廃止となる可能性がある。買付け価格は普通株式は1株100円、B種優先株式は1株300円。買付予定数に上限は設けていない。買付予定数の下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。

三井化学は、アークの筆頭株主である、オリックスグループの所有割合67.06%のうち所有割合57.06%を取得する。また、本優先株式を保有するみずほ銀行(所有割合9.16%)及び三菱東京UFJ銀行(所有割合8.47%)のそれぞれの所有分の取得を図る。

三井化学は、モビリティ領域を成長戦略の中核領域に位置付け、多様な機能性樹脂の開発・製造・販売を手掛けながら、積極的な事業拡大を図っている。
アークは、企業の工業製品の開発を支援するサービスを提供している。

本TOBにより、三井化学グループは、設計・解析・評価・試作等ソリューション提供力の強化を加速させ、モビリティ分野での事業拡大を図る。

●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 平成29年11月30日から平成30年1月17日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

三井化学に関連するM&Aニュース

レンゴーと三井化学、包装フィルム子会社間で経営統合・一部株式譲渡へ

レンゴー株式会社(3941)は、子会社のサン・トックス株式会社(東京都台東区)と、三井化学株式会社(4183)の子会社である三井化学東セロ株式会社(東京都千代田区)との吸収合併による経営統合、ならびに経営統合後の統合会社を子会社化することを決定した。レンゴーは、段ボール・板紙・包装の最大手。板紙、段ボール、軟包装、重包装等の事業を展開している。2015年10月にポリプロヒレンフィルムの専業メーカー

旭化成と三井化学、スパンボンド不織布関連事業を共同新設分割による新設会社へ承継

旭化成株式会社(3407)と三井化学株式会社(4183)は、スパンボンド不織布関連製品の開発、製造、販売に関する事業を、共同新設分割により新設会社であるエム・エーライフマテリアルズ株式会社(東京都中央区)へ承継する。旭化成は、総合化学企業。繊維、住宅、化学品、建材、医療、電子部材などを扱っている。三井化学は、グローバルに事業を展開している日本の化学メーカー。ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業で

三井化学アグロ、グループ内再編へ

三井化学アグロ株式会社(東京都中央区)は、株式会社MMAG(東京都中央区)との合併をはじめとしたグループ内企業の再編と、各社の社名変更を決定した。【グループ内再編概要】①MMAGを三井化学アグロに吸収合併(23年3月31日付)②MMアグロケミカル株式会社(東京都中央区)を宇都宮化成工業株式会社(栃木県宇都宮市)に吸収合併(23年4月1日付)③MCAG韓国支店法人の機能をMMアグロコリア株式会社(大

三井化学、遺伝子診断サービスのDNAチップ研究所と資本業務提携へ

三井化学株式会社(4183)は、株式会社DNAチップ研究所(東京都港区)と、出資および業務提携契約を締結した。三井化学は、グローバルに事業を展開している日本の化学メーカー。ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業では、医療関連やスペシャリティケミカル、食品・健康関連の事業に着手している。DNAチップ研究所は、がん等の疾患を対象に遺伝子診断サービスを提供する診断事業や、大学・研究機関・企業向けに実験解

三井化学の子会社である米SDC Technologies, Inc.、米Coburn Technologies, Inc.を買収、子会社化

三井化学株式会社(4183)の完全子会社であるSDCTechnologies,Inc.(米国カリフォルニア州、以下SDC)は、CoburnTechnologies,Inc.(米国コネチカット州、以下Coburn)を買収することで合意し、CoburnがSDCの完全子会社となった。三井化学は、グローバルに事業を展開している日本の化学メーカー。メガネレンズ材料においてはリーディングカンパニー。SDCは、

この記事に関連するタグ

「TOB」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業へのTOB(株式公開買い付け)の動きが活発化しています。本記事ではTOBの概要や主な流れ、メリット、企業事例をご紹介します。日本M&Aセンターでは、M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらTOB(株式

敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

M&A全般
敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

買収は「敵対的買収」と「友好的買収」の2つに大別できます。日本における企業買収の大半は友好的買収によって行われますが、稀に敵対的買収が行われることもあります。本記事では、敵対的買収の概要、敵対的買収を仕掛けられた側の防衛策、企業事例などをご紹介します。日本M&Aセンターでは、友好的M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せ

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

上場企業の株主が経営陣と経営方針などを巡って対立した結果、会社の支配力を強める目的で株式を買い進める場合があります。これが、「敵対的買収」です。しかし、敵対的買収に対して経営陣も何もしないわけではありません。経営陣と敵対する株主の動きを防ぐため、敵対的買収に対する様々な防衛策を発動して対抗します。その買収防衛策のひとつがポイズンピルです。本記事では、ポイズンピルの概要、メリットやデメリット、実際に

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBIとは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つです。企業価

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

M&A全般
上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

上場企業オーナー経営者の企業承継のためには、非上場企業とは異なる金融商品取引法(以下、「金商法」という)に基づき、株式公開買付け(TOB)によることが殆ど不可欠である。発行済み株式の3分の1超の株式の売買を伴うケースでは、オーナー経営者が予め特定の買受人(以下、「承継予定者」という)と相対で株式を売却する場合でも、TOBによることが金商法上必要になる。そこで、検討すべき実務上のポイントを、以下に説

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年11月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード