株価算定シミュレーション

三菱地所グループ、不動産管理事業など3社の合併を発表

更新日:

三菱地所グループの三菱地所コミュニティホールディングス株式会社(東京都千代田区)と三菱地所コミュニティ株式会社(東京都千代田区)並びに、イノベリオス株式会社(東京都千代田区)は、合併することを発表した。

三菱地所コミュニティを存続会社、三菱地所コミュニティホールディングス並びにイノベリオスを消滅会社とする吸収合併方式で、両社は合併の効力発生日をもって消滅する。

三菱地所コミュニティは、マンション総合管理事業、ビル総合管理事業、リニューアル工事事業、関連事業を行っている。

三菱地所コミュニティホールディングスは、マンション管理事業の経営管理及びそれに付帯する業務を行っている。

イノベリオスは、「自主管理」物件に対して、円滑かつ適切な管理を行うための支援システムの提供事業を行っている。

背景・目的

三菱地所グループと丸紅グループのマンション管理事業を強化するため、2014年7月に新設された三菱地所コミュニティホールディングスのもと、三菱地所コミュニティは、マンション・ビルの総合管理事業を、イノベリオスは、自主管理マンションへの管理支援アプリ「クラセル」提供事業を行い、異なる事業領域の特徴を持つ両社がそれぞれの役割を担う形で事業展開を図ってきた。

しかし、近年のマンション管理においては、管理組合の支援業務及び共用部分の管理にとどまらず、住まいに関するあらゆるニーズに対応することが重要になってきており、一層の付加価値を提供できるよう業務強化・活性化を図り、上質な管理サービスを提供することで、安全・安心・快適な住環境を実現していく必要性が高まってきた。

本合併により、各社のノウハウや人財を結集し、総合管理会社としてサービス向上を目指す。

日程

合併の効力発生日:2025年4月1日(予定)

不動産開発・流通・賃貸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

三菱地所に関連するM&Aニュース

スペイシー、フィットネス施設の都度利用プラットフォームサービス提供のGYYMを子会社化

株式会社スペイシー(東京都港区)は、三菱地所株式会社(8802)の新事業子会社の株式会社GYYM(東京都千代田区)の全株式を、三菱地所より10月1日付で譲り受け、同社を子会社とすることについて合意した。スペイシーは、会議室やパーティールーム、フィットネス向けスペースなど、全国12,000カ所のさまざまなスペースを用途や目的に合わせて、時間単位で利用予約できるサービスを展開している。GYYMは、フィ

三菱地所、不動産ファンド運用会社の英Patron Capital Partners社を買収

三菱地所株式会社(8802)は、PatronCapitalPartners社(英国ロンドン)の持分を取得し、子会社化することを決定した。三菱地所は、オフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸、国内外での収益用不動産の開発販売、住宅用地・工業用地等の開発販売、空港・余暇施設等の運営、資産運用事業等を行っている。PatronCapitalPartners社は、英国、欧州大陸における不動産オ

三菱地所、産後ケア事業を売却

三菱地所株式会社(8802)は、産後ケア事業の検証として宿泊型産後ケアサービス「YUARITOユアリト」及び日帰り型産後ケアサービス「YUARITODAY」を運営してきたが、2025年2月3日付で株式会社Josan-she’s(東京都中央区、以下:ジョサンシーズ)へ譲渡した。三菱地所は、オフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸、国内外での収益用不動産の開発販売、住宅用地・工業用地等の

三菱地所、子会社の三菱地所レジデンスから不動産投資事業を行う法人の株式を承継

三菱地所株式会社(8802)は、三菱地所の完全子会社である三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、以下「MJR」)と吸収分割を行い、MJRの保有する不動産投資事業を行う法人の株式を三菱地所に承継させ、三菱地所はこれを承継することとした。本会社分割は、MJRを吸収分割会社、三菱地所を吸収分割承継会社とする吸収分割方式。三菱地所は、オフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸、国内外での

三菱地所、スタートアップ企業mui Labと資本業務提携

三菱地所株式会社(8802)とmuiLab株式会社(京都府京都市)は、資本業務提携を行った。三菱地所は、オフィスビル・商業施設等の開発・賃貸・管理、収益用不動産の開発・資産運用、住宅用地・工業用地等の開発・販売、余暇施設等の運営、不動産の売買・仲介・コンサルティングを行う。スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」を提供している。muiLabは、京都のテクノロジースタートアップ企業

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

M&A全般
合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード